• TOP
  • #WINE
  • 紫貴あきと柳 忠之のWINE-WHAT!?新商品テイスティング 2019年夏発売篇

紫貴あきと柳 忠之のWINE-WHAT!?新商品テイスティング 2019年夏発売篇

バイヤーズ・ガイド!  本当に美味しいワインを探しているひとのために

ソムリエの紫貴あきとワインジャーナリストの柳忠之によるWINE-WHAT!?新作ワイン採点表。2019年8月までに発売された新商品を対象にブラインド・テイスティングした今回は、「すごく優れている」評価の20点満点中17.0点以上〜18.0点が4本出ました。

 

 

評価方法

試飲は、品種・ヴィンティージ・希望小売価格のみ開示して実施。
評点は価格込みの絶対評価とした。
満点は20点とし、採点は以下を基準としている。0.5点刻み。
18.5〜20.0点 例外的によい(まだ出たことがない)
17.0〜18.0点 すごく優れている
15.5〜16.5点 オススメできる
14.5〜15.0点 好評価
14.0点以下 もうちょっと頑張って欲しい
 特にバリュー感があるワイン
 特徴ある愛すべきワイン
◎ フード・フレンドリーなワイン

テイスターのご紹介

紫貴あき(しだか・あき)

ソムリエ・ワイン講師。 慶應大学卒業後、大手ワイン商社でマーケティングを担当。退社してカリフォルニアでのワイン修行に励む。現在、アカデミー・デュ・ヴァンや企業研修でワインの魅力を発信中。 2008年オーストリアコンクール優勝、2016年J.S.A.ワインアドバイザーコンクール優勝、2018年第2回ボルドー&ボルドー・スーペリュール・コンクール3位。

柳 忠之(やなぎ・ただゆき)

1965年横浜生まれ。ワイン・ジャーナリスト。ワイン専門誌「ヴィノテーク」記者を経て、97年に独立。専門誌からライフスタイル誌まで幅広く寄稿。安いのから高いのまで、大きなワイン愛で包み込む。著書に『名ソムリエの、おうちワイン―毎日飲める、とっておき。』(朝日新聞社)、石田博ソムリエとの共著『お値打ちワイン301本』(講談社)などがある。

今回のいちばん! の部

17.5点(すごく優れている) (紫貴) (柳)

01

カーサ・ヴィニコラ ボッター カルロ&C.SPA
バルーン・ネロ・ダヴォラ・オーガニック
2018[赤]

輸入元:ピーロート・ジャパン 
生産国/地域:イタリア/シチリア
品種:ネロ・ダヴォラ100%
希望小売価格:1,680円

【紫貴】 深紅色。プラムなど煮詰めた黒いフルーツに、牡丹、甘草、それに八角などオリエンタルスパイスの香り。オフドライの優しい口当たりからはじまる。中盤にかけて豊潤な果実味が感じられるが、やや高めの酸がバランスしている。パワーとフィネスを兼ねそろえたワイン。

【柳】 南イタリアを連想させる大らかなフレーバーと口当たりだが、味わいはきれいに均整がとれており、抑制が効いている。果実味が勝ちすぎず、タンニンはマイルド。夏の焼肉に良さそう。

ブドウは収穫後、除梗し、7〜8日間の低温マセレーション。最大25〜27℃に温度調整されたステンレスタンクでアルコール発酵、および乳酸発酵を行う。

この記事を書いた人

WINEWHAT
WINEWHAT
YouTubeInstagramでも、コンテンツ配信中!
フォローをお願いいたします。

Related Posts

PAGE TOP