醸造家 ジョン・ウェイド
フランス・スペイン・イタリアで多くの醸造経験を持つジョン・ウェイド氏は、オーストラリアに帰国後、南オーストラリア州クナワラの名門ワイナリーの立ち上げに携わり、その名をオーストラリアに広げました。その後、西オーストラリア州にて数々のワイナリーの立ち上げに携わり、醸造家を育て、西オーストラリアワインの発展に貢献しています。また、オーストラリアで著名なワイン評論家ジェ-ムス・ハリデー氏からも「西オーストラリア州でもっとも経験のあるワイン醸造家」と評されており、その実力は折り紙付きです。
30年以上ワインを造ってきた彼が、ワイン造り引退を前に最後にワイン醸造に携わったのは、西オーストラリア グレートサザンにある「RISING STAR(ライジングスター)」というワイナリーです。
ライジングスターワイナリー
『ライジングスター』は、アメリカ・テキサス出身の夫妻、ポールとグウェンが西オーストラリア州グレートサザンにある小さな街で営むワイナリーです。
グレートサザンには手付かずの広大な自然が残っており、目と鼻の先に南極湾が広がっています。海からの冷たい風の影響もあり冷涼地として知られており、エレガントなワイン造りにとても適した地域です。
ポールとグウェン夫妻は、1990年代後半、アメリカからオーストラリア・グレートサザンへ旅行をした際、ジョンの造ったワインとこの街の温かい雰囲気にすっかりと魅了され、2005年にグレートサザンへの移住を決意しました。
ジョンがワイン造りから引退することを考えていると知り、この素晴らしいワインを途絶えさせてはならぬと、ジョンの持つ自社畑を夫婦で譲り受け、ジョンと共に、最高のワイン造りをスタートさせました。
そして、ジョンは2013年のヴィンテージを最後に、ワイン造りから引退しました。
実現できなかったメーカーズディナー
ジョン・ウェイド氏から受け継いだ、この素晴らしいワインをもっと日本で知ってもらおうと、ライジングスターのご夫妻、そしてジョン・ウェイド氏を日本に招き、2020年9月メーカーズディナーの開催が決まっていました。
「日本の皆様とお会いするならばジョンの特別なワインを……」と、オーナー夫婦が大切な人と飲むために自宅地下セラーに寝かせてあった、秘蔵ワインを譲ってくれたのです。現地でも販売をしていない本当に特別なワインです。
着々と準備も進んでいた最中、誰も予期しなかった新型コロナウイルスが蔓延し、メーカーズディナーは断念せざるを得なくなってしまいました。
そこで、今回多くの方にご自宅で楽しんでいただけるよう、Makuakeでの販売を決断いたしました。
愛と情熱、歴史のつまった最高峰のワインです。とっても貴重なワインですので、ぜひこの機会をお見逃しなく。皆様のアクセスをお待ちしています!