ゴローザの仕事部屋には大きな姿見があります。ドアを開ける度に自分の全身像が否応なしに目に飛び込み、毎回ハッとさせられます。美しさにハッとするのならいいのですが、その逆で、欠点ばかりが目についてしまいます。わたしって、普段こんななの? 家事やパソコンetc.家の中での作業は前屈みですることが多く、姿勢も悪くなりがち。しかも、平日はわたしひとり。他人の視線を気にすることもないので、緊張感はまるでありません。
では、同じ鏡の前に『意識』して立ってみるとどうでしょう。背筋が伸びて、への字だった口元も「アルカイック・スマイル」に。これだけでもずいぶんと印象が違って見えます。「鏡の前に立つ」という行為には「自分の顔や姿を確認する」という『意識』が無意識のうちに働いているのだと思います。正面だけでなく、横向きや後ろ姿のチェックも時には必要。特に身体のラインの変化は360°見ることで、修正箇所がわかります。とりあえず頑張りますが、若い頃とは違いますから、パーツパーツを気にしていたらキリがありません。全体の印象、全身のバランスをみて《よし》とします。
大切なのは『自分らしさ』。自分自身の魅力はどこにあるのかを知ることで、自信が持てるようになります。気持ちの有り方次第で、立ち姿、歩き方までも変わってくるのではないでしょうか。適度な緊張感は、美しさのエッセンス。外出先では、様々な場所で鏡を見る機会がありますね。デパート、ショップ、カフェの店内やパウダールーム、自然光や照明によって映り方、見え方、感じ方はいろいろ。美容院は、大きな鏡の前に2、3時間はいるので、自分の表情や動作を客観視できるところ。スタイリストさんとおしゃべりをしたり、雑誌を眺めたりしている鏡の中の自分を、以前は照れくさくて見れなかったのですが、今では平気で観察できます。癖もわかって面白いです。
今回の自分チェックの結果は…スマイルアップ!ヒップアップ!Forza!(がんばれ!)