ひと手間でハレの日仕様

クリスマスのメニューはどうしよう?と悩む女性の皆さまへ。
いつものメニューに手を加えるだけの前菜で華やかなパーティを演出しませんか?

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料理ブログを書き続けて数年。気付いたのは、日本とはイベントに事欠かないということ。四季があるからという素敵な理由は置いておいて、何かしら気分を上げる何かが1ヶ月に1度くらいは設定されている。お正月からバレンタインに始まり、お花見や運動会に誕生日。ハロウィンが終わったと思えば、パーリーピーポーがざわつくクリスマスだ。イベントごとに料理を考えていたら、ネタは尽きる。手を変え品を変え、「今年もやりきったな…」と思いながら年末はお節を作り、また最初に戻る。お疲れ様です、女性の皆さま。

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さぁ今年もクリスマスシーズン。
何にしましょう。お子さんのいるご家庭、ご主人とふたりきり、恋人に初めての手料理を。様々なドラマがあるクリスマスの食卓、あまりに凄い料理を出すと来年が怖い。自分で自分の首を絞めることになるのだ。
オススメは、頑張りたい1品を決めておくということ。メインのチキンを頑張ろう、ケーキを手作りに、など渾身の1品で決め打ちする。サイドのオードブルなんかの数品は、チラつかせておけばどうにかなる。そのチラつかせ方は「いつもの料理にひと手間」を。

例えば、サラダ。いつもなら、葉類を切ってトマトやきゅうり、塩気のあるハムなんかをボールにザッと入れるだけかもしれない。ならば、同じ食材のまま「ブーケ状」にしてみる。難しそうに見えるかもしれないが、材料はいつもと一緒。それらしく見えるように、シートと紐でサラダのお皿を作るだけだ。面倒な飾りは省いても良い。

例えば、オシャレなカナッペ。いつもは何か塩分があってスプーンですくえるものをディップ感覚で用意するかもしれないが、「クリームチーズ」と「味噌」を混ぜたものを鍋のつくねの要領で形を整えてクラッカーに乗せる。クリーミーさと塩気でお酒が進む。

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例えば、ピンチョス。スペインバルのようなオシャレで整った形を夢見る必要はない。具材を串に刺すことだけを考えればピンチョスのできあがりだ。いつもより厚切りのベーコンを焼いて、出た脂できのこもサッと焼いて串に刺す。できあがり。オシャレに串の先にハーブを巻き付けているのは、相手に渾身の1品を期待させるかのような演出だ。

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主人とふたりの我が家は、毎年同じメニューにしている。「焼いた鶏さえあればいいよ」という主人の言葉通りに、焼いた鶏を出し続けて数年。一年に一度、毎年同じメニューでも「待ち望んでいる時間」がなんとなくご馳走だ。鶏を焼きながらシャンパーニュを飲む。毎年同じ、最高のクリスマス。数品は、そう…また何かいつものメニューに手間を加えてチラつかせようと思う。

ぜひ、渾身の1品の前には簡単オードブルを。素敵なクリスマスを演出しましょう。

レシピ掲載元:料理サイトNadia「OUCHI de Christmas」
オードブル5品担当
https://oceans-nadia.com/special_sites/christmas

この記事を書いた人

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紀子
1985年生まれ。
J.S.Aワインエキスパート。
小さなワインのお教室をしている傍ら、ワイン好きによるこだわりの創作おつまみレシピを料理サイト・ブログで掲載。
女性の皆さまへワインライフが豊かになるコツを発信中。
blog: http://ameblo.jp/norikostyle2

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