糖質を制限する健康方法というものがここ数年で流行っているせいか、飲んだ後の締めというものは悪者扱いされる。主食である炭水化物の糖質を制限するために、タンパク質の多い食材や野菜のビタミン・ミネラル・食物繊維を摂取してお腹と心を満たせというわけだ。
アルコールを摂取すると血糖値が急激に下がる。いい感じに舌が回らなくなって気持ちもでき上がっている頃に、血糖値を上げたいがために深夜にお腹がすく…という仕組みらしい。仕組みは、仕組みであって、気持ちは「腹が空いた」という感情でしかない。
締めというのは、「もう終わりだよ~。明日に響くよ~。」というお母さんの優しい言葉と同じだ。終わりだと脳に伝えるために。とりあえず何か炭水化物を口にして気持ちを明日へと切り替えたい気になる。ただ、私は女子だからか…深夜のアイスクリームなんて欲するのだが。
酒飲みというのは長時間レースが多い。3時間の映画なんて結構長いものだが、20時から23時までというのは、なんだろう1時間も無いように感じる。しかも、よく喋れば腹が減るというわけだ。話すことでしっかりカロリーを使っているのだと声を大にして言いたい。
ここで、お酒の〆のご飯ものレシピを載せる…わけにはいかない。締めを我慢している女性の多くを敵に回そうなどと恐れ多い事はできない。そう、やはり私もまだまだボディラインが気になるお年頃だ。タンパク質やビタミン・ミネラルが摂れる食材をご紹介しようと思う。アルコールとともに、水分摂取をお忘れなく。
チーズ
チーズは、実は「低糖質」食材だということをあまり知られていない。チーズにはビタミンCや食物繊維があまり含まれない為、野菜とともに合わせるとバランスが良くなる。チーズは栄養価の優れた食材だ。
アボカド
おしゃれおつまみ食材としても人気のアボカドも、チーズ同様カロリーが気になる方が多いが、こちらも栄養価に富んだ食材だ。アルコールを分解するために必要なビタミン・ミネラルを豊富に含んでいる。
無塩ナッツ
タバコを吸わない酒飲みは、何かを手で「つまみたい」気分になるのではと思う。枝豆ももちろんいいが、アーモンドやクルミなどの無塩ナッツは適度の油脂やタンパク質に加えミネラルも多く含む。食感も良く、ワインとの相性もいい。
食欲の季節、飲みたい季節。お酒は適量を。
飲める健康の有難さを忘れずに、晩酌をゆるりと愉しんでいこう。