まだ暑さの残るいま、イタリアワインを楽しむなら、どれがいい?
爽やかなスパークリング、冷やしておいしい白、ロゼ、赤? いやいや、冷房がキンキンに利いた部屋で、リッチな赤も捨てがたい。
無数にある選択肢のなかから、イタリアワインを得意とするインポーターがすすめるワインを、WINE WHAT編集部が価格帯別に10本、悩みに悩んで選びました。
価格を超えた価値がある。 夏に飲みたいイタリアワインはこれだ!
2021.9.21
まだ暑さの残るいま、イタリアワインを楽しむなら、どれがいい?
爽やかなスパークリング、冷やしておいしい白、ロゼ、赤? いやいや、冷房がキンキンに利いた部屋で、リッチな赤も捨てがたい。
無数にある選択肢のなかから、イタリアワインを得意とするインポーターがすすめるワインを、WINE WHAT編集部が価格帯別に10本、悩みに悩んで選びました。
価格を超えた価値がある。 夏に飲みたいイタリアワインはこれだ!
1.
プラネタ|PLANETA
ラ・セグレタ・ビアンコ|La Segreta il Bianco
https://www.jetlc.co.jp/wine/30778/
輸入元オススメコメント
ラ・セグレタはウルモにある畑の周りを取り囲む森に由来した名前です。2000年以上前からシチリアにある土着品種、グレカニコを主体に造られた、フレッシュで個性的なワインです。シチリアの土着品種と国際品種のブレンド、まさにプラネタの神髄を現したワインで、デイリーワインとして、そしてあらゆるTPOに合わせてお使い頂けるワインです。
編集部オススメコメント
イタリアのブーツのつま先の先にある島、シチリアをワインの名産地として世界に知らしめた「プラネタ」が得意とするシャルドネと、シチリアのブドウ グレカニコをブレンドした、これぞ地中海ワイン。アペリティーボか、地中海っぽいサラダとか魚料理と合わせたい。夏はもちろん、秋や冬でも似合うワインでしょう。
2.
チェッキ|CECCHI
ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ 白 2019|Vernaccia di San Gimignano D.O.C.G. 2019
https://www.kokubu.co.jp/brand/101/7533962.html
輸入元オススメコメント
DOCG格付。ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ主体。可憐な白い花を想わせる繊細で優美な香りに引き締まった酸をともなったクリーンな味わい。土壌由来のミネラルも感じます。同DOCGのイタリア国内シェアNO.1を誇るトスカーナを代表する白ワインです。
編集部オススメコメント
イタリアワイン市場を牽引する、めちゃめちゃ売れてるワイナリー「チェッキ」。トスカーナのまんなかあたりにあり、美しい中世の塔で有名なサン・ジャミーノは、ユネスコ世界遺産のコムーネ。この地の丘のブドウで、古くはイタリア最高の白ワインを生み出す品種とされていたのが、「ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ」。こちらはそのお手本のようなスタイル。さわやかでバランスが良く、食欲を誘う、山のワイン。
3.
トルマレスカ (アンティノリ)|TORMARESCA (ANTINORI)
フィキモリ|FICHIMORI
https://www.enoteca.co.jp/item/detail/044523071
輸入元オススメコメント
夏に赤ワインを”冷やして飲む”というプーリア州の伝統からヒントを得て造られたワイン。フィキモリは、コールドマセレーションを行う事で、フレッシュなアロマ、赤い色の抽出、渋みの調整を行っています。通常の赤ワインと異なるプロセスが入ることで、冷やして美味しい赤ワインとなっています。
編集部オススメコメント
赤ワインを冷やすトレンドが来ています。が、イタリアのブーツのカカトにして、その暑さゆえ、世界屈指の濃厚なブドウを生み出すプーリアでは、赤ワインを冷やして飲むのはトレンドではなく、伝統。スーパータスカンで知られる名門アンティノリ家がプーリア州に所有するアドリア海に面したワイナリーの冷やし赤ワインがこちら。海のワイン!
4.
ゾーニン|ZONIN
クラシチ メルロー フリウリ DOC|Classici Merlot Friuli DOC
https://www.mikuniwine.co.jp/?pid=148010541
輸入元オススメコメント
スペアリブや、レバニラなどの滋養強壮レシピと合わせたい一品。少し冷やすことで、スパイシーな味付けのお料理も、まろやかに包み込みます。
編集部オススメコメント
こちらもちょっと冷やしても美味しく飲める赤ワイン。ゾーニンは、イタリア7州、2,000ha、10ヵ所のエステートを所有する大手。このワインは、イタリアの東の端、フリウリで造られている。フリウリは白ワイン、オレンジワインでも知られているけれど、国際品種のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローも得意。三国ワインさんのコメント通り、スタミナつけちゃいましょう!
5.
ディエゴ・コンテルノ|DIEGO CONTERNO
ランゲ・ネッビオーロ|LANGHE NEBBIOLO
https://www.toko-t.co.jp/pdf/DIEGOCONTERNO.pdf
輸入元オススメコメント
フルーティーで焦点のあったシャープな味わい。ネッビオーロのフレッシュなアロマを感じ、繊細なブーケとともに長い余韻へと繋がります。5カ月大樽で熟成し、その後4カ月コンクリートタンクで熟成。
編集部オススメコメント
王のワインにしてワインの王、バローロを知り尽くした男が、イタリアでもっとも高貴なブドウ、ネッビオーロで造るワイン。産地はユネスコの世界遺産に登録されるほどの歴史的なワイン産地 ランゲで、バローロには入っておらず、長時間熟成させるバローロと比べると、仕上げもフレッシュなスタイル。バランス良好!
6.
パーラ|PALA
ステッラート|STELLATO Vermentino di Sardegna DOC
https://www.foodliner.co.jp/wines/3148
輸入元オススメコメント
イタリアのワインガイドブック『ガンベロ・ロッソ』にて2016年から4年連続で最高評価トレビッキエーリを受賞。緑がかった輝きを帯びた濃い麦わら色。花や地中海の植物、夏の果実の香りなど、凝縮感のある 香りがいつまでも続く。味わいと香りの絶妙な調和が心地良く、口に含むと温かみや厚み、活き活き とした酸を感じる。バランスのとれた一本。
編集部オススメコメント
地中海に浮かぶ大きな島、サルディーニャにヴェルメンティーノあり、を世に知らしめたワイン。パーラのなかでも上級の手間暇かけた作品。2005年の登場当初は、あまりの評判の良さに、2カ月たたずに売り切れた実績をもつ。暑い産地にもかかわらず、ワインはフレッシュで軽やか。品格あるエレガントワイン。とはいえ、ぐっと味わいはつまっていて、しっかりテイストの海の幸と合わせても負けません。売り場では銀色の包みにくるまれていて、プレゼントでも目を引きます。
7.
ファミリア・パスクア|Famiglia Pasqua
プロセッコ ロゼ エキストラ・ドライ ミレジマート 2020|Prosecco D.O.C. Rosé Extra Dry Romeo & Juliet Millesimato 2020
輸入元オススメコメント
ロミオとジュリエットの舞台、イタリア・ヴェローナからお届けするパスクア社のコンセプトワイン。恋人同士で名前を書くと幸せになれるという言い伝えのある「ジュリエットの家」の壁をモチーフにしたラベルデザインです。ギフトにもおすすめです。
プロセッコを造るのに最も適したテロワールをもつ、ヴェネト州トレヴィーゾ県の土着品種であるグレーラと、ワインにすばらしい個性をもたらすピノ・ネロ使用しています。シャルマ方式によるフレッシュで繊細な泡が特長で、あらゆるシーンで楽しむことのできるフレッシュな味わいに仕上げています。
色は淡いサーモンピンク。繊細な泡立ちで、赤い木の実、ラズベリー、白桃、カリン等のフルーティーな香りが印象的。豊かな果実味が口いっぱいに広がります。グレーラのエレガントさにピノ・ネロが適度なストラクチュアをもたらし、マイルドな酸味とミネラル感が心地よく広がります。
編集部オススメコメント
プロセッコは気軽なイタリアのスパークリングワイン。2021年からロゼの販売が許されるようになったのでさっそく体験。大手、パスクアならではの安定感で、食事はもちろん、シチュエーションも選ばない。おでかけに持っていきたいところだけれど、それがかなわないなら、ベランダで、「おお!ロミオ!」と言いながら飲むのもいいかも。
8.
イル・ボッロ|IL BORRO
ラメッレ|LAMELLE
https://www.enoteca.co.jp/item/detail/046574202
輸入元オススメコメント
海を想起させるパッケージ(貝)と夏にさわやかなミネラリティを楽しめるエレガントなワイン。
編集部オススメコメント
イタリアを代表するファッションブランド「サルヴァトーレ フェラガモ」ファミリーが手がけるワイナリーの白ワイン。香り豊かで口当たりはまろやか。エレガントだけれどインナーマッスルはしっかり鍛えている男性といった印象。最高責任者 サルヴァトーレ・フェラガモ氏が日本で「寿司にシャブリ」に感動して造ったものだけあって、寿司・刺し身は間違いなく美味しくなる。
9.
コントラット|Contratto
ミッレジマート・スプマンテ・パドゼ|Millesimato Metodo Classico Spumante Pas Dosé
https://lamoitalia.com/shopdetail/000000000649/
輸入元オススメコメント
コントラット社は創業1867年、イタリアではじめてメトド・クラッシコ製法によるミッレジマート(ミレジム=ヴィンテージ入り)・スプマンテを造ったワイナリーです。20世紀初頭にはイギリスやヨーロッパ各国の王室を顧客に抱え、イタリアの高級スプマンテメーカーとして広く知られていました。ラ・スピネッタ社のジョルジョ・リヴェッティ氏が2007年からスプマンテ造りに携わるようになり、2011年には同氏がコントラット社のオーナーになりました。リヴェッティ氏は大のシャンパーニュ愛好家で、彼が持つブドウ栽培の技術と、コントラット社のスプマンテ造りのノウハウを融合すれば、高品質なシャンパーニュと肩を並べるスプマンテがきっと造れるはずだという確信を持ちプロジェクトを始めました。法定期間の18か月よりも長い熟成期間を設けたり、ラ・スピネッタ社と同じく徹底した収量制限をしたり、ヴィンテージごとの味を表現するために全てヴィンテージ入りにするなど、大幅な改革を行うことで、品質は飛躍的に向上しました。こちらは、世界遺産の地下セラーの中で、瓶内で澱と共に48カ月以上の熟成を経て造られるスプマンテ。ゆっくりと熟成する中で、きめ細かい泡や、花やベリー、イーストなどの複雑な香りが生まれます。力強く、ふくよかで、洗練されたエレガントな味わいです。
編集部オススメコメント
フランチャコルタに並ぶ高級イタリアンスパークリングワインにしてシャンパーニュの強力なライバル「アルタ・ランガ」。実はその歴史はフランチャコルタよりも長い。コントラットは、アルタ・ランガの名門にして、現在のアルタ・ランガ躍進の立役者。個性を重視するアルタ・ランガだけれど、こちらは奇をてらわないド直球。アルタ・ランガを飲むなら、まずはこのワインから。これだけ本気のスパークリングワインがこの価格なのはバーゲンだ!
10.
ラ・スコルカ|LA SCOLCA
ガヴィ・デイ・ガヴィ ブラックレーベル|Gavi dei Gavi Etichetta Nera
https://www.jetlc.co.jp/wine/30510/
輸入元オススメコメント
ガヴィの名門ラ・スコルカの最高級ガヴィ。ガヴィ地区ロヴェレートにある畑の樹齢60年以上の古木から収穫された厳選ブドウのみを使用して、厳格な伝統的手法で造られたガヴィです。味わいはドライで、清冽な水を想わせる、リッチで芳醇なフルボディです。
編集部オススメコメント
セレブに愛される白ワイン。テーブルワインからスパークリングワインまで、幅広く使われる品種、コルテーゼ。ラ・スコルカのコルテーゼが、世界トップクラスの白ワインを生み出すことを証明したのが、このワイン。アルコール度数12%。値段はちょっとお高めですが、爽やかなイタリアンワインのひとつの到達点と言えるでしょう!