約500店舗のワイン持ち込みOKの店舗のデータを検索
自らが選んだワインを店舗に持ち込んで楽しむ、“BYO”(=Bring Your Own Bottle)スタイル。諸外国ではすでに浸透している概念だが、日本ではまだ認知度が浅いのが現状であった。
一度体験してみれば、その自由度からワインを楽しむシチュエーションが限りなく広がるのだが、どのお店なら受け入れてくれるのか、どうやってリサーチすればよいのかが悩みどころ。
こうしたジレンマを解消し、マッチングを簡単にしてくれるプラットフォームとなる国内最大級のサイト「WINE@」が今年12月、遂にスタートする。約500店舗ものワイン持ち込み可能な店舗を掲載し、最寄り駅、キーワード、予算、利用シーンなど、さまざまな条件から絞り込みができる。お店が設定する持ち込み料や、事前にワインを預かって冷やしてくれるか、ソムリエがサービスしてくれるかなど、細かな希望も一発検索で解決できてしまう。
利用する側にとって、シチュエーションに合わせ、納得のいく予算と銘柄のワインを選べるのが大きなメリットである
BYO。とはいえ、個別にリストを用意しているお店に申し訳ないのでは、と躊躇することもこれまではあったに違いない。でも、このシステムは店側にも大きなメリットがあるから、安心して活用できるのだ。各店舗が設定する持ち込み料を利用者が支払うことがまず一つ。さらに、お客の個別ニーズに合わせようとすれば、膨大なストックを抱えるという運営上のリスク、ピンポイントで特定の銘柄、ヴィンテージを揃える手間などからも解放され、ベストの1本を楽しんでもらえるのだから、サービスする側からしても大歓迎だ。
ワインがわからなくても大丈夫
さて、必ずしも自身でワインを選べる利用者ばかりではない。ならば一体何を選べばよいだろうかという疑問にも、しっかりとした万全の解決策が用意されている。
WINE@は、オンラインショップBEL‘S WINE と提携している。
BEL’S WINE は、ECサイトとして活用できるだけでなく、BYO目的で購入し、WINE@に掲載されているお店に直接商品を発送してもらうことができるから、当日は手ぶら訪問もOK。迷ったときはシーンや合わせる料理別などで、熟練のトップソムリエによるリコメンドもあり(1月リリース予定)、コンシェルジュ的機能も併せ持つ。また、産地やブドウ品種、価格帯から検索して納得の1本を決定する方法もある。
すべてのワイン愛好家が満足し、お店側も歓迎してくれるBYOシステム。双方のメリットを追求し、よりワインを身近な存在にしてくれる新たな視点のプラットフォームがまずはどれだけ心地よく、日常から大切な日までに寄り添ってくれるのかを検証すべく、シーン別の実践例を紹介する。ぜひこれを参考に、その喜びと自由度を体験してみて欲しい。
BYO簡単3ステップ