今回のルール
チョコレートは、味に特徴があるもの、話題のものなど、10種類をチョコレートソムリエの小野隆さんに、それらのチョコレートに瀬川あずささんに合うであろうワインを6種類選んでいただいた。ワインは、チョコに定番の酒精強化ワインや天然甘口ワインはあえて避け、オレンジワインやシャンパーニュなどを選抜。前人未到のチャレンジなペアリングを、小野、瀬川、それにワインジャーナリストの柳 忠之の3人がそれぞれ個別に興味を感じるか否かを基準にして審査。その後、3人で討論した。
今回の審査員
小野 隆
チョコレートソムリエ。森永製菓株式会社に入社後 ビスケットやチョコレートの研究開発・企画に携わる。現在は新領域創造事業部に所属し、TAICHIRO MORINAGAのシェフ兼テクニカルディレクターとして商品開発やPR等を担当。
瀬川あずさ
株式会社「食レコ」代表取締役。「レコール・デュ・ヴァン」新宿校主幹講師。食やワインにまつわる仕事を通じ、豊かなライフスタイルを発信している。WINE-WHAT!?には2018年5月号の焼き鳥のペアリング検証企画に続き、2度目の登場。
瀬川あずさセレクトワイン
[選者・瀬川さんコメント]
クールクライメイトならではの清涼感をもつソーヴィニヨン・ブランのレイトハーベスト。たとえば標高の高さを感じる清涼感あふれるチョコをはじめ、ハーブのニュアンスを感じるものにマッチしそう。
[選者・瀬川さんコメント]
酵母のニュアンスとミネラル、さらにはきめ細やかな発泡がチョコレートにどう作用するか、興味深い。甘みが馴染むようドサージュ多めのセレクションに。
[選者・瀬川さんコメント]
樽がしっかり効いたカリフォルニアのシャルドネナッツのニュアンスがしっかり感じられるヴィーガンミルクやホワイトチョコレートに。
[選者・瀬川さんコメント]
カベルネ・ソーヴィニヨンの上で蒸しあげたRAWチョコレートやルビーチョコレートに。エチケットデザインもバレンタインにオススメ。
[選者・瀬川さんコメント]
シチリアのオレンジワイン。フルーティーさに加えてミネラル感も豊かなので、桜エビのチョコレートや塩味を感じるタイプに合わせるのもよいかと。
[選者・瀬川さんコメント]
黒系果実はもちろん、リコリスやユーカリ、チョコレートのニュアンスを併せ持つ万能型。ビター系やドライミントのニュアンスを持つチョコレートに。