ザ・セイクリッド・ワインは聖書にちなんだワインを輸入・販売しているインポーター。以前も同社が輸入する、パレスチナ自治区の古い品種を復活させたワインをWINE WHATでは紹介しているけれど、このほど、ザ・セイクリッド・ワインが、スイス、ティチーノ州モンテカラソに位置する「セッテマッジオ(Settemaggio)」というワイナリーのワインの取り扱いを開始した。
聖書にちなんだスイスワイン日本登場
メルロー主体の白ワインとロゼワイン
スイスといってもアルプスの南
スイスのワインは、98%が国内で消費されるため、海外への輸出はわずか2%しかない。しかも、そのほとんどはドイツに輸出され、日本に輸入されるワインは非常に限られている。そして、日本に輸入されるスイスのワインというと、もっとも有名なのは、レマン湖の湖畔、ラヴォーのワインではないだろうか。
このほど、ザ・セイクリッド・ワインが取り扱いを開始したのは、しかし、イタリアに接するイタリア語圏、ティチーノ州モンテカラソに位置する「セッテマッジオ(Settemaggio)」というワイナリーのワイン。
ラベルデザインは、ワインのツタをイメージしている。
これは、ヨハネ 15・5 (St John15:5)に記されている
わたしはぶどうの木、
あなたがたはその枝である。
人がわたしにつながっており、
わたしもその人につながっていれば、
その人は豊かに実を結ぶ。
わたしを離れては、
あなたがたは何もできないからである。
という想いが込められているから、とのことだ。
メルローを中心とした白ワイン
ワイン好きにとっても、このたびの2本のワインは興味深いはず。
どんなワインかというと、まずは「カナ(Cana)」と名付けられた白ワイン。
イエス・キリストが最初に起こした奇跡として知られている「カナの婚礼」にちなんだ名前をもつこのワインは、メルローとソーヴィニョンソイエール(SAUVIGNON SOYHIÈRES スイスの品種でソーヴィニヨン・ブランとなんらかのブドウの交配品種)というブドウのブレンドだ。
この地域はアルプスの南側で地中海性気候のため、メルローの栽培に適していて、栽培品種の89%がメルロー。そして、ご存知のように、メルローといえば、通常ほとんどが赤ワインに使われる黒いブドウ。ところが、ここでは、メルローから白ワインも造っているのだ。
アルコール度数は12.5%で、色合いは、ほんのりとオレンジがかり、メルローの甘みを感じられる優しい味わい、とのこと。
冷やして飲むと白ワインらしくすっきりとしており、温度が上がるにつれ、赤い果実の実のニュアンスが現れるという。
そして、Vespro 「夕べのミサ」と名付けられたロゼワインもメルローが中心。メルローとマルスラン(カベルネ・ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配品種)のブレンドだ。
「ヴェスプロ」とはイタリア語で「夕べのミサ」という意味。夕暮れ時に飲んで欲しいという想いが込められたロゼワインだ。
ドライでフレッシュな味わいで、春から夏にかけて、冷やして飲むのが最適とのこと。アルコール度数はこちらも12.5%。酸味がしっかりしているため、アペリティフとして楽しめるという。
いずれのワインも、ディスカウント中で、
ザ・セイクリッド・ワイン
https://www.sacred-wine.net/
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