例年ですと9月後半にカベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、そしてブルガリア固有品種のマヴルッド等の摘み取りへと移っていきます。今年も2018年同様、葡萄の出来がとても良く、来年以降高品質なワインができそうだと期待が膨らみます。
今回初めてリリースされる2018年ヴィンテージボトル「シュヴァル」の中に、シラーとネッビオーロの交配によって造られたブドウ品種「ルビン」があります。
ルビンはブルガリアの北部、ドナウ平原のプレヴェンにおいて1950年代に生み出された交配品種です。豊かな果実味、滑らかなタンニンに上品な酸など両品種の特性が感じられる口当たりの良さが人気です。
ブルガリア最東南部、ギリシャとトルコの国境地帯にあるカタルジーナ・エステイトは古代トラキア人がワインを造っていた場所で、カタルジーナの人気ブランド「メゼック」の名前にもなったエステイト近くのメゼック町には、ワイン造りで有名だったトラキア王の墳墓があります。そのトラキア王はワイン造りと共に黄金の装飾品や駿馬の飼育で知られていて、カタルジーナのシンボルはその駿馬になっています。
フランス語で馬を意味する「シュヴァル」とカタルジーナのシンボルを重ねた新ブランドのエレガントな味にご期待ください。