4部門計883酒を8チームで審査
「世代」「業態」「国」の境界を超えて日本酒を広げることを目指す当アワード。
9年目の今回、250社から883点のエントリーがあり、2/28に学士会館にて審査が行われ、私も審査員を務めさせて頂きました。
年々、当アワードの認知度UPと共に、年々出品数が増えているため、全てをテイスティングすることができないため、複数のグループに分かれて、自分の担当部門を審査していきます。4部門計883点を8チームで分担したのですが、それでも、各々100点以上。
1点目と、113点目で、感覚や舌に違いがあっては公平な判断ができないので、なるべくスピーディに、審査員は無言で淡々とこなしていきます。
メイン部門&大吟醸部門はリーデル大吟醸グラスで、スパークリングSAKEは同シャンパングラスで、プレミアム純米部門は同純米グラスで審査を行いました。
テイスティングの方法は、外観をチェックした後、香りと味わい、それぞれ評点をつけていく形。
“ワイングラスでおいしい“がメインテーマなので、華やかな吟醸香がするお酒が多く、舌よりも、嗅覚が鈍りそうでした。
時期的に、花粉症の審査員は少々大変そうでしたね。
そして、賞が決まった
個別に評価をしたのち、グループごとに集まって、皆の意見を出し合い、結審。全員の意見が一致したものだけが入賞となります。
最高金賞
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門* 19点 (19/298点) 入賞率6.4%
・スパークリングSAKE部門 3点 (3/58点) 入賞率5.2%
・大吟醸部門 15点 (15/288点) 入賞率5.2%
・プレミアム純米部門** 14点 (14/239点) 入賞率5.9%
金賞
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード メイン部門 74点 (74/298点) 入賞率24.8%
・スパークリングSAKE部門 21点 (21/58点) 入賞率36.2%
・大吟醸部門 91点 (91/288点) 入賞率31.6%
・プレミアム純米部門 58点 (58/239点) 入賞率24.3%
* 1.8L 2,600円以下
** 1.8L 2,600円超の純米
約65蔵・200点の入賞酒を試飲できるイベントもありました
そして5/15、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019 入賞酒お披露目会in東京」が、虎ノ門ヒルズで開催され、参加してきました。
約65蔵・200点の入賞酒を、リーデル大吟醸グラス(Oシリーズ)で試飲でき、しかもグラスはお土産で頂けるという素晴らしさ。
審査の時とは違い、受賞酒蔵の蔵元さんと会話をしながら、ゆっくり試飲を楽しませて頂きました。
日本酒がより、幅広い料理に寄り添い、様々なシーンで、色々な国籍の方に飲まれるようになることを、切に願いながら帰途につきました。
アワード詳細・審査結果はこちら↓
http://www.finesakeawards.jp/