セラーの老舗はなぜ、プロを満足させるのか?
昨年7月、内装を新たにリニューアルオープンした「Cafe, Dining & Bar 104.5」。これまでもランチやカフェとして使い勝手の良さで親しまれていたが、ダイニング&バーとしての魅力を追求するため、落ち着いた雰囲気のソファ席を増やし、夜の食事やワインを充実させた。
特に力を入れているのは、肉料理。シーズンによって、希少な国産ラム肉やジビエなども味わえる。さらに、農園から直送されるフレッシュな野菜やハーブを用いたヘルシーなメニューも女性に大人気だ。
リニューアルのタイミングで、同店が導入したのがユーロカーブの「Pure-L-C-PTHF」。設置場所は、ガラス張りの入り口正面。左開きと右開き扉のタイプを2台並べることで、重厚感のある1台のセラーを配置したかのようなインパクトに。これは、ワインが自慢の店であることをお客に伝えるツールとしても効果を発揮しているという。
また、客席からセラーの背面が見えないように、白いレンガ調の囲いを特別に用意するという思い入れの強さ。
もともと、グループ店でユーロカーブを使用していたことから、間違いない機能性に全幅の信頼を置いての判断だったという。実際使用してみた印象について、ソムリエの砂川麻由美さんは、次のように話して
くれた。
「以前は、50本程度しか店でストックをできませんでした。でも、スリムながら大容量のこのセラーなら、1ケースを発注しても1段の棚で収納できます。安定感のある引出し式の棚のおかげで取り出しもスムーズになり、忙しい営業中でもお客様をお待たせすることなくサービスができるようになりました」
現在揃えているのは、グラスで550円〜、ボトル3000円〜とリーズナブルなアイテム。その気軽さも手伝って、リニューアル前よりワインをオーダーするお客が増えているのだという。
1976年、世界で初めてワインセラーを誕生させたユーロカーブ。その確かな技術力に裏打ちされた機能は、家庭はもちろん、厳しい目を持つ現場のプロからも高く評価されている。冷却と加熱の両方の機能を備え、季節の寒暖に関係なく安定した状態を保つ。また、温度と湿度に加え、通気性や熟成を妨げる振動を最小限に抑える独自のシステムなど、きめ細かい配慮がなされている。
「Pure」シリーズは、収容能力だけでなく断熱性の向上など、自然環境にも配慮。最新技術をバランスよく取り入れた、ハイスタンダードモデルなのだ。
理想的な管理をすれば、デイリーワインでも一味違う。とはいえ、ワインラヴァーなら、いつかは思い入れのある銘柄を大切に育て、特別な日に味わいたいと考えるものではないだろうか。すべては、愛好家に最高のワインライフを提供するため。そんな理念を徹底して貫くユーロカーブがあれば、よりラグジュアリーなワイン体験が日常で実現できるに違いない。