性能に妥協は許されない、プロスペックのアイテムです
あけたものの飲みきれなかったワインは、悩みのタネだ。
瓶内の空気を抜いた状態で保存できる栓が、この悩みに対応するアイテムとしてはもっとも一般的だろうか。まあ、ひとまずは、抜いたコルクを突っ込んでおくのでも、ヴィノロックとよばれるガラス製の栓やスクリューキャップでも、なんとかなる。しかし筆者などは、2、3本の飲みきらなかったワインのボトルがゴロゴロしている状態が常態である。これらは物理的に邪魔である。
そんな筆者の目に、紋七(もんしち)という会社のスタッフが持ってきてくれた「HAGY(ハジー)」という商品は、救世主のように映った。
大雑把な仕組みはそんなに難しくない。バッグインボックスのボックスがない状態のバッグみたいな感じだ。飲み残したワインを、このHAGYに注ぐ。その後、キャップをしめてバッグを絞ると、バッグ内の空気が抜けて、ワインがちょろっと口からでてくる。そうしたら、手を離す。バッグ内に空気が戻らないから、内部は真空状態で保たれる。
単純なようでいて、高い技術力が必要とされるらしく、食品や医療といった、人の生命にかかわる責任重大な業界で、大手がこの技術を採用していると、紋七のひとは説明してくれた。もともと業務用で、それの消費者向けバージョンとして新登場なのが、このHAGYだ。これがあれば、ボトルがゴロゴロしないぞ、とおもっていた筆者の耳に、「ソムリエさんなど、ワインのプロに試してもらった結果、これに入れておくと、ワインが熟成して美味しくなる、という方もいたんです」というヒトコトが。なんで?
後に、ソムリエさんにその話をしてみたところ「それはそうでしょうね」とあっさりと肯定された。そこで、試してみた。
入れてみたのは、シャトー・ド・コルセルの「レ・コパン・ダボール ガメ・ル・ブルミエ・ソワ」というワイン。ベリー・ブラザーズ&ラッドが輸入していて、WINE-WHAT!?10月5日発売号の「新商品テイスティング」にも登場いただいている。ボジョレーのガメイ100%だけれど、ヌーヴォーじゃない、というところがポイントだ。繊細なワインで、飲み残して口にコルクをつめて、そのあたりに置いておいたら、すぐさまこの絶妙なバランスは崩れてしまうだろうと予想される。テストにはうってつけだ。
新商品テイスティング企画において、テイスティング後に残ってしまったこのワインをHAGYに入れてワインセラーで保存。一週間後に編集部にて、飲んでみた。
すると……確かに基本的な味は一週間前から変わっていない。絶妙なバランスだ。しかし、一週間前には感じなかった、余韻のようなものがある。ワインにより、まとまりがある。なんで!?
驚きをあなたにも。
5名様にHAGYをプレゼントいたします
この度、紋七さんのご厚意で、WINE-WHAT!?とWINE WHAT onlineを読んでくださっている方、5名様に、HAGYをプレゼントいたします。応募締め切りは10月21日(日)です。ワインは好きだけれど、そんなに飲めない、という方にオススメしたい! 同じワインであれば、何度か繰り返し使えます。お申込みは以下のフォームから