1991年の導入以来、故障知らず
創業80年を超える老舗の酒店「秋庭商店」が、ワイン中心の品揃えに変わったのは現在の店主、小日向(おびなた)清彦さんが店を任されてから。「ワインそのものというより、ワインの世界」に学生の頃から憧れを抱き、お店を手伝ううちにワインの美味しさにも目覚め、いつの間にか今の姿になっていたという。
その秋庭商店の入口近くに、年代物のフォルスター「ロングフレッシュ」があった。
小日向さん自身が選んだもので、導入は1991年。ロングフレッシュの販売開始が1987年だからかなり初期のものだ。
「ちょうどワインの美味しさに気づき始めた頃で、特別なボルドーが来ればどう保管しようかと考える。それを自分用にして入れても良いし、店にセラーがあったら格好良いなと、その程度の気持ちで入れた覚えがあります」
国内の大手家電メーカーからもワインセラーが登場し始めた時期だったが、なぜロングフレッシュを選んだのだろう。
「性能の違いなど僕にはわからないので詳しい方に色々と話を聞きましたが、結局はデザインが気に入ったんですよね。
普段の生活の中でワインを楽しみたいという自分の考えと、ロングフレッシュの洗練されたデザインが合ったというか。
あと、当時からチーズの仕入れでお世話になっていた『フェルミエ』さんが使っていたことにも影響を受けたかもしれません」
ロングフレッシュの一番の特長は最適な湿度管理ができることにあり、ワインに限らずチーズのような食品の保管にも適している。そこに注目して、ナチュラルチーズ専門店の先駆け「フェルミエ」も早くからロングフレッシュを導入していた。
デザインが大きな決め手になったと小日向さんは話すが、導入以来25年にわたって一度の故障もなく、大切なワインの保管にまったく問題がないというから、機能・性能面においてもロングフレッシュを選んだことに間違いはなかったようだ。
「ワインの喜びは、人と共有してこそだと思うんです。1本のワインを介して生産者や輸入業者、お客さんと“これ美味しいね”と喜びを共有できる。 それを知ったのが、ワインにはまった理由だと思います」
秋庭商店には、小日向さん自身が美味しさを確かめたワインが次々に届き飲食店や個人客の元へ出て行く。
それとは少し異なる時間の流れで、ロングフレッシュの庫内には自分の出番を待つワインが心地良く眠っている。
■スペック
最大収納本数:77本
本体サイズ:W606×D589×H1,513mm
設定可能温度:6〜19℃
容量:273L
重量:73kg
問い合わせ先:フォルスタージャパン
tel. 03-6259-5880
https://www.forster.jp