【ミゲル フアニ 日本橋髙島屋S.C.店】
凝縮した旨味のパエリアにはロゼや赤を
明るいバレンシア地方を彷彿とさせる店内。
「スエカ国際パエリアコンテス ト」で2014年に優勝したパコ・ロドリゲス・シェフがプロデュースする店。
「バレンンシア風パエリアとは、魚介の出汁をしっかりコメに吸わせて鍋底にお焦げをつけるスタイル。世界大会の審査の1つに、お焦げがしっかりついているか、ぎりぎり旨味となっているかジャッジされます」とソムリエの有馬玄徳さん。
ロドリゲス・シェフのこだわりも魚介の出汁の美味しさにあり、よってレモンも添えない。
魚介の旨味が凝縮したパエリアには、レモンの代わりとなる酸味の効いた「ボデガス・オバロ」のロゼ「オバロ・ロサード 2017年」がお勧め。
赤の「オバロ・レセルバ 2014年」も熟した果実味が濃厚な魚介のパエリアと合うので、ぜひ試してみたい。実はこの赤は、イベリコ豚のローストとも相性は抜群だ。
「リオハを訪問した時、トマトを使ったサラダや魚介のアメリケーヌソースと赤を楽しみました。もっと赤のご提案の幅を広げたいですね」と有馬さん。
スペインの郷土料理「牛胃袋の煮込み・マドリッド風」には、テンプラニーリョのフレッシュな甘味の「ボデガス・コンセホ・デラ・アルタ」の「コンセホ・デラ・アルタ・ノボ 2016年」を合わせると、牛胃袋の煮込みの野性味が引き立つという。
スペインの食文化を伝える店として、多彩な料理とリオハワインは欠かせない。

左から「クネ モノポール 2018年」700円、「ボデガス・オバロ オバロ・ロサード 2017年」800円、「ボデガス・コンセホ・デラ・アルタ コンセホ・デラ・アルタ・ノボ 2016年」900円、「マルケス・デ・カセレス・レセルバ 2012年」900円、「ボデガス・オバロ オバロ・レセルバ 2014年」950円。※価格はグラス売り
牛胃袋の煮込み・マドリッ ド風780円。牛の胃袋をニンニク、パプリカ、タカノツメなどで煮込む。ほんのりスパイシーな味わいにはテンプラニーリョ100%で、フレッシュで果実味のある「コンセホ・デラ・アルタ・ノボ 2016年」を。
Miguel Juani 日本橋髙島屋S.C.店
東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C.新館7F
tel.03-6910-3248
営業時間 11:00〜23:00(LO22:00)
定休日 なし