【レストラン サン パウ】
世界のゲストの期待に応えるラインナップ
カタルーニャの3ツ星「レストラン サン パウ」が、2019年3月、東京・永田町にある「ザ・キタノホテル東京」に移転リニューアルした。
「ホテルに引っ越して、ゲストも外国の方が増えました。彼らは世界中のワインリストを見ているので、厳しい目を持っています。それに応えられるよう新旧の生産者を厳選しています」とシェフソムリエの菊池貴行さんは率直に語る。
サンパウの料理といえば、カルメ・シェフのカタルーニャのクリエーションに和の感性が加わった繊細な味が楽しめる。今回もサンパウらしさが光る2種の調理法によるカツオのたたきを用意。この料理には、カツオの赤身の香りを包み込む、リオハン・ロールの新星「アル トゥケ」の「ピエス ネグロス 2017年」がお勧めだ。
「テンプラニーリョ主体。足でピジャージュをすることからピエス・ネグロス(黒い足)という名前に。重いイメージを覆す“魚とも楽しめるリオハの赤”です」
2皿目のシャモの胸肉と夏野菜の煮込みには、トロピカルで華やか、旨味のある「パラシオス・レモンド」の「プラセット2017年」を。
「ビウラは美しい品種という印象。スペインワインの白の中で、5本の指に入ると思います」と菊池さんは絶賛する。
多彩な個性をどうリストに盛り込むか。リオハはスペインのワインの中心なだけに、ソムリエの腕の見せ所だ。
Restaurant Sant Pau
東京都千代田区平河町2-16-15 ザ・キタノホテル東京2F
tel.03-3511-2881
営業時間 ブレックファースト 7:30〜9:30
ランチ 11:30〜15:30(LO13:30)
ディナー 18:00〜23:30(LO21:00)
定休日 不定