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餃子ワインU3000円選手権〜選抜20本からベスト1を選ぶ (その1)

ニッポンの国民食とワインのマリアージュを5人の専門家が検証

日本人のソウルフードのひとつ、餃子と合うワインはなにか? アンダー3000円でのベストを、柳 忠之と「WINE-WHAT!?」マリアージュ探検隊が、各自厳選した20本のワインとともに徹底検証しました。

今回のルール

まず、5人のテイスターに各自、3000円以下の4本のワインのセレクトを依頼した。

検証当日は、水餃子と焼き餃子、それぞれに計20本のワインを全員が総当たりでテイスティングし、各自、100点満点で相性をジャッジ、最後に水餃子と焼き餃子、それぞれの平均点を出して、合計点数で20本の順位を決定した。

東京都目黒区池尻の「まるかく三」さんの全面協力を得た餃子は、たっぷりの豚ひき肉にショウガとキャベツ、それをもっちりした厚手の皮で包んだジューシーなタイプ。

よりワインに合う味わいが実現できるよう、各人のリクエストを踏まえて、後述する調味料を用意した。

餃子とカジュアルなワイン+調味料で叶う実用マリアージュ企画。ぜひ、日常の食卓で試していただけたら、スタッフ一同、これに勝る喜びはありません。

+調味料

醤油

米酢

ラー油

黒こしょう

ポン酢

柚子こしょう

豆板醤

バルサミコ酢

味噌だれ

七味唐辛子

今回のテイスター

写真右から
太田賢一
銀座のフランス料理店「エスキス」シェフ・ソムリエ。数々の名店でのサービス経験を経た後にオーストラリアに渡り、ワイナリーの醸造現場で見識を広めた国際派。現在は「レコール・デュ・ヴァン」で講師を務めるほか、ワイン誌などのメディアでも活躍中。

柳 忠之
ワインジャーナリスト。ワインの専門誌記者を経て、1997年からフリーランスとして幅広い媒体で執筆活動を行う。本誌では、恒例のマリアージュ企画の進行&座長役のほか、ソムリエの紫貴あきさんとともに新商品テイスティングや現地取材の記事などを担当する。

瀬川あずさ
株式会社「食レコ」代表取締役。「レコール・デュ・ヴァン」銀座サロン主幹講師。食やワインにまつわる分野で、執筆やコンサルティングなど、豊かなライフスタイルを提案する。弊誌マリアージュ検証には、焼き鳥、チョコレート企画に続いて3回目の登場となる。

松木リエ
シニアソムリエ、「キャプラン ワインアカデミー」講師。2006年に渡仏。12年の帰国後「マンダリン オリエンタル 東京」ソムリエを務め、15年に独立。南アフリカワイン協会やカリフォルニアワイン協会、ボルドーワイン委員会とともにセミナー開催なども行う。

富田葉子
ソムリエ、ワイン講師。レストラン勤務時代にMWのもとで薫陶を受け、講師の道へ。「ボルドーワインの騎士」、「サーブドール(シャンパン・サーベル)騎士」などの叙任歴を持つ。2014年に「最優秀ベネシアンドール」を受賞し、シェリーの普及にも情熱を注ぐ。

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