6ワイナリー6ワイン✕2シェフ
「ナパヴァレー・ヴィントナーズ」によるイベント「STAR WINES STAR CHEFS」は、その名のとおり、ワインと料理のスターの共演となった。ワインのスターたちの詳細は後述するとして、まずはシェフから。
ひとりめは、会場となった西麻布のフレンチレストラン「レフェルヴェソンス」のシェフ 生江史伸(なまえしのぶ)さん。フランスに本店をかまえる「ミシェル・ブラス」、イギリスの「ザ・ファットダック」で腕を磨き、2010年に日本で「レフェルヴェソンス」をオープンした。
生江シェフとタッグを組んだのが、京都の老舗料亭「瓢亭」の高橋義弘さん。約400年前に、南禅寺境内の門場所をかねて、腰掛茶屋としてのれんを掲げたのがはじまりという「瓢亭」は、茶懐石の高級料亭。一子相伝の半熟煮抜き玉子で知られる。
高橋義弘さんは、一族が伝える料理を受け継ぐ15代目だ。国内外を問わず、多方面に日本料理の普及活動をおこなう一面もあわせもつ。
和と洋。世界的に注目されるふたりの日本人シェフは、こんかい、ナパ・ヴァレーでも選りすぐりの「スターワイン」のために、どんな料理を編み出したのか。