ワインがもっと好きになること請け合い
世界の最新ワインニュースと試飲レポートを掲載しているオンラインワインメディア「ワインレポート」が、10月末に「ブルゴーニュの真髄に触れる 山本昭彦と行く5日間の旅」と題したブルゴーニュツアーを主宰します。そして、いまが参加者の募集の最終案内ともいえるタイミングです。
ワインジャーナリストとしての長年のキャリアと広い人脈を誇る山本氏が中心のツアーとあってこの内容が、とても豪華です。訪問するワイナリーは山本氏の近著『ブルゴーニュと日本をつないだサムライ』に登場する造り手が主体。以下、山本氏によると「全房発酵のデュジャックやユベール・リニエは、説明不要でしょう。ルモワスネでは、古酒が眠るカーヴを探索します。ダヴィド・デュバンは、ガイド誌「メイユール・ヴァン・ド・フランス」で3つ星評価のスーパースター。ピエール・イヴ・コラン・モレは、ルフレーヴやソゼの後を追う白ワインの名手です。モンラッシェやミュジニーを所有するジャック・プリウールでは、女性醸造家ナディーヌ・ギュブランと共に試飲し、ルイ・ジャドでは、水平試飲によりコート・ドールのテロワールを学びます」とのことです。さらに、ヴォーヌ・ロマネ、ジュブレ・シャンベルタン、モンラッシェなどの重要なクリマは、じっくりと畑を歩いて、テロワールを探り、夜はボーヌのビストロやワインバーで、日本では見つからないワインと地元料理を楽しみ、最終日はシャブリの丘を歩き、ランチで締めくくるのだそうです。
なんてこった。ワインの故郷、ブルゴーニュ。神に愛されているとしかおもえない、ワイン造りのためにあるような広大な土地に、大地に導かれるかのように集う無数のヴィニュロンたちは、それぞれに魅力にあふれたワインの造り手です。ゆえに、そこを訪問しようとなると、その広大にして無限とも感じられるブルゴーニュの複雑さが悩ましいもの。たった一軒のワイナリー、ほんの小さな畑にすら、幾世代にもわたってワイン造りに人生を捧げた人の物語があるからです。ヴィニュロンたちは多くの場合、排他的ではありませんが、しかし、ワイン造りに心血を注ぐ彼らが受け入れられる訪問者の数には物理的な限界があります。つまり、今回、山本氏とともに訪れるようなワイナリーをたった5日間で巡るのは、よほどの専門家でも、なかなかできるものではありません。
しかも、いまはグレートヴィンテージとされる2018年のブドウがワインとして完成しつつある最中。これを、生産者と山本昭彦氏のガイド付きで体験できる、というのは、ワイン雑誌に関わっている筆者すら、すごい、とちょっと興奮してしまいます。
全行程一週間、ブルゴーニュに5日間。お値段48万8000円。空港施設使用料、空港税、燃料サーチャージ、国際観光客税以外は全部金額に込み。あとはお土産代と食費をご用意あれ。金額としては安くない。でもお買い得におもえてきます。締め切り間近!
驚愕の旅の詳細は、ワインレポートのこのページへ!