今回はお土産まである!
8月に、マスター・ソムリエ ヤン・ルー氏を招いて開催されたField Blend。毎回、豪華なゲストを迎え、ワイン好きが集ってワイワイ楽しむこのイベントの、次の回が、はやくも10月17日(水)に開催されるそうです。
今回のゲストは、大橋健一MWが「マスター・オブ・ワインを目指すきっかけになったワインメーカー」というサム・ハロップ氏。サム・ハロップ氏はマスター・オブ・ワインの資格保持者です。
マスター・オブ・ワインという資格は、英国のワイン商組合『Vintners Company』が1969年に創設した、WSETという資格を、Level1からLevel4まで修めていってから(日本酒も2レベルに分かれた資格がある!)資格取得に挑戦するのが、正攻法。ところが、サム・ハロップ氏は、このWSETを飛ばして、マスター・オブ・ワインに一発で合格し、2003年に当時最年少の31歳でマスター・オブ・ワインになったという人物。IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)の元・審査最高責任者で、ワインコンサルタントとして世界を飛び回りつつ、ニュージーランドでは、「セダリオン」というワインを造っています。
さらに今回は、もうひとりのゲストがいて、それが、これまたマスター・オブ・ワインのアンドレアス・クバック氏。サム・ハロップ氏とともにコンサルティング会社「ペニンシュラ・ヴィニクルトーレス」を立ち上げた人物で、2017年にMWに合格しています。ドイツ生まれですが、現在はサム・ハロップ氏とともにスペインをベースに活躍しています。
このふたりのMWは、オーガニックなアプローチを志向するワインメーカー・コンサルタントであり、大橋健一MWは日本に自然派ワインを広めた立役者。というわけで、そんなところからのテロワールとは、という話、そして、サム・ハロップMWには、英国を代表するジャーナリストのジェイミー・グッド氏との共著で「Authentic Wine」という著作があるのですが、オーセンティックなワイン造りってなんなんだ? というようなことも話題になるようです。
そして、大橋健一氏がなぜ、サム・ハロップ氏の影響をうけ、マスター・オブ・ワインを目指したのか? も気になるところ。
そんな話が聞けるであろう、今回のField Blend。登場するワインも、サム・ハロップMW、アンドレアス・クバックMWのたずさわる、スペインやニュージーランドのワインが中心になります。目玉はサム・ハロップMWがニュージーランド北島で造る希少な「セダリオン シャルドネ ミネラル」。ワインにおけるミネラル感とは何かを、造っている本人が語ってくれるとか。スペイン・カタルーニャの3つ星レストラン「ENEKO」で供されるチャコリ(微発泡で酸味が強くアルコールは軽いワインの種類)、スペイン、カタルーニャ州タラゴナ県はプリオラートの自然派ワインなども加わって、全6種類が登場。
さらに、「サム・ハロップMW、アンドレアス・クバックMWのふたりが造るスペインのボデガス・フォンタナのオーガニックワインをお土産でおつけします」とのことです。
場所は、テイスター&ソムリエの大越基裕さんがペアリングの妙味を見せる「An Di」。料理は体に優しいモダン・ヴェトナミーズ。「1か月先まで予約がとれない人気レストランを貸し切りで楽しむチャンスです。話がしやすいように立食としますので、自由に動いて交流を深めてください。」なのはこれまで同様です。もちろん、3MWだけでなく、大越基裕さん、ワインレポートの山本昭彦さんも現場にいます。
会費は、20,500円(ワインレポート会員は19,500円)。定員35人で先着順です。
お申し込み等の詳細は、ワインレポートのhttps://www.winereport.jp/archive/1802/こちらにて!