ガストロノミーのためのシャンパーニュ第2弾
ポメリーのシャンパーニュの中でも、「ガストロノミーのためのシャンパーニュ」として、フードペアリングを重視して造られているのが「アパナージュ」。これまで、「アパナージュ ブラン・ド・ブラン」が販売されていたけれど、12月中旬、ここに「アパナージュ ブラン・ド・ノワール」が追加される。
ブラン・ド・ノワールなので、使われているブドウは、ピノ・ノワールとムニエ。ピノ・ノワールが70%、ムニエが30%だ。主に、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュを中心として、17の選ばれた畑で収穫された、果実味が豊富で熟度のバランスがとれた良質の黒ブドウのみを使用している、という。熟成は、世界遺産登録をされている地下セラーで、最低4年間。長期の熟成はポメリーならではだけれど、熟成感と複雑さの増幅を狙ってのことだ。
「ピノ・ノワールの力強さとエレガントさ、ムニエの果実味と豊かさが広がり、より一層料理との相性を際立たせるガストロノミー向けシャンパーニュになっています。アペリティフはもちろん、ゆったりと流れる贅沢な時間の中で、上質な食材と創造力豊かな料理を楽しむシーンや、華やかなセレブレーションに選ぶ1本としてお楽しみいただけます。」
とヴランケン ポメリー ジャパン。
ヴランケン ポメリー ジャパンによるテイスティングコメントは以下のとおり。
「真珠のようにわずかな琥珀色を帯びた淡いゴールド。素晴らしい輝きと繊細な泡立ち。ファーストノートは驚くべきエレガンス。ミラベル、クラッシュしたイチゴ、フランジパーヌの甘い感覚に包まれ、アカシアや牡丹のフローラルノートが続きます。バニラとソフトスパイスのニュアンスが、洗練されたアロマを完成させます。味わいのアタックはピュアですが、エレガントなクリーミーさとアカシア蜂蜜のフレーバーがあり、力強くフルボディに変化します。そして洋ナシ、赤い果実、ティムールベリーを思わせるスパイスのニュアンスが加わります。テロワールに由来するミネラルとブラッドオレンジの繊細なノートを感じる完璧なフィニッシュが魅惑的です。」
相性のよい料理は、「舞茸の天ぷら、白トリュフのリゾット、和牛ソテーのきのこソース、熟成したハードチーズなど」とのこと。また、「完璧なアペリティフ」である、ともいう。