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シャンパーニュ アンリ・ジローから原点回帰をテーマにした新キュヴェが登場

その名も「オマージュ・オー・ピノ・ノワール」

シャンパーニュ アンリ・ジローから、新商品が6月25日に登場する。その名は「オマージュ・オー・ピノ・ノワール」。アイ村に本拠地を置き、アイ村を代表する品種であるピノ・ノワールに、これまでも情熱を注いできたシャンパーニュ アンリ・ジローによる原点回帰をテーマとした、というピノ・ノワール100%の新商品とはいかなるものか?

ラベルの左側に「グラン・ヴァン・ド・シャンパーニュ」と書かれているのが意気込みを感じさせる「オマージュ」の名を冠するシャンパーニュとして2つ目。1つ目は創始者フランソワ・エマールに捧げられたものだ。そちらもアイ村のテロワールを表現する、ということで、ピノ・ノワールが80%、さらにアイ村のシャルドネが20%というバランスだった。今回はピノ・ノワールで100%で、ピノ・ノワールに捧げられている。

ブラン・ド・ノワールも2つ目が登場

シャンパーニュ アンリ・ジローは規模こそ大きくはないけれど、贅沢で、高いクオリティのシャンパーニュを造り出すシャンパーニュメゾンのひとつだ。ゆえに、だとおもうけれど、アンリ・ジローのシャンパーニュには、スタンダードとかフラッグシップとかプレステージとかいったレベルや価格の違いだけでははかれない、それぞれの個性と、「こういうシャンパーニュを造りたい」という造り手のおもいが強くあらわれている、とおもう。

6月25日に新発売となる、という「オマージュ・オー・ピノ・ノワール」は、ピノ・ノワール100%のシャンパーニュなので、平たくいえばブラン・ド・ノワール。そして、アンリ・ジローにはすでに、「コード・ノワール」というブラン・ド・ノワールがラインナップにある。ブラン・ド・ブランも、「ブラン・ド・クレ」と「ブラン・ド・ブラン」の2種類をラインナップしているアンリ・ジロー。これで、ブラン・ド・ノワールも2つ目となるのだけれど、その違いやいかに?

いずれのブラン・ド・ノワールもノンヴィンテージ(マルチヴィンテージ)で、ブドウはアイ村のピノ・ノワール。そもそも、アンリ・ジローは、アイ村のシャンパーニュ メゾンで、畑もアイ村にもつため、アイ村への愛情が深い。そして、アイ村といえば、真っ先に名の挙がる品種、ピノ・ノワールを、アンリ・ジローでは、「17世紀、偉大なシャンパーニュはすべて、ピノ・ノワールから造られていた」としたうえで、「アイ村のピノ・ノワールはプチ・ドレと呼ばれる、ピノ・ノワールの亜種で、アイ村の土着品種である」として、シャンパーニュのピノ・ノワールのなかでも、特別なピノ・ノワールであるとしている。プチ・ドレとは「金色のおちびちゃん」。南向きの斜面にあるアイ村のブドウ畑では、収穫期にピノ・ノワールの果皮の表面に金色の粉が輝くので、そんな名前がついたのだそうだ。

その「ピノ・ノワールへの敬意」という名を背負った「オマージュ・オー・ピノ・ノワール」は12か月の樽熟成のあと瓶詰めする「コード・ノワール」に比べ、熟成期間が6カ月長い。いっぽうで、「コード・ノワール」のほうが、「オマージュ・オー・ピノ・ノワール」より、使用されるブドウのヴィンテージが古い。そして、価格的には「コード・ノワール」のほうが高級品だ。

はたして、この2つのブラン・ド・ノワールには、どんな個性の違いがあるのだろう。飲み比べてみたい!

Hommage au Pinot Noir

(オマージュ・オー・ピノ・ノワール)

品種 ピノ・ノワール100%

2~3年使用したオークの小樽で18カ月熟成の後、36カ月以上の瓶内熟成

希望小売価格 12,000円(税別)
発売日 2020年6月25日
お問い合わせ先
HENRI GIRAUD JAPAN

東京都港区浜松町1-22-8 深谷ビル 3F

Tel : 03-5777-2639

e-mail : wine@kfw-henrigiraud.co.jp

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