美食の産地から
南部はスペインと国境を接し、フランス側のバスク地方を擁する、フランス南西地方(シュッド・ウエスト)。押しも押されもせぬ、フランスを代表する、美食の地です。そしてもちろん、古くからワインの産地です。ドメーヌ・アラン・ブリュモンは、この南西地方のマディランという場所を、そして、タナというブドウ品種を、世界に知らしめた生産者です。アラン・ブリュモン氏によって、マディランは、ボルドーに匹敵する偉大なワインの産地だったことが明らかになったのです。
アラン・ブリュモン氏は、1980年にシャトー・モンテュスと、その20haの畑を購入すると、独自の試行錯誤を重ね、伝統品種 タナを使うことでこの地のポテンシャルを引き出しました。急斜面に畑を拓き、収量を制限し、畑周辺の生態系を守る。それまでマディランでは誰一人成し遂げることができなかった新樽熟成100%も成功させました。慣習とは違うブドウ栽培と醸造をおこなうことで、短期間のうちに、世界最高峰の評価を獲得したのです。その手腕を称賛して、「テロワールの天才」などとも呼ばれます。
WINE WHAT ではすでに、2020年5月号掲載(オンライン版はこちら)の、日本のスターソムリエたちにアラン・ブリュモンの実力を問う、世界の名ワインたちを相手にしてのブラインドテイスティング企画で、いま、日本における、アラン・ブリュモンの評価をお伝えしています。そして、このほど、WINE WHAT online shopにて、この企画に登場した、アラン・ブリュモンを代表する4種のグラン・ヴァンの販売を開始しました。
いずれもマディランのタナ100%。できればレストランで楽しみたいワインたちですが、スターソムリエたちの評価とともに、じっくりと向き合ってみるのはいかがでしょう。
販売ページは
こちらです。