【サル イ アモール】
スペイン人が安心するクラシックなリオハを用意
扉を開けると、まさにスペインの雰囲気が漂う。
アロセリア(コメ専門料理店)としてスペインの郷土料理を提供している。ワインリストにも定番から目新しい物まで、スペイン各地のワインが揃う。
「うちはスペイン人ゲストの利用も多いので、特にリオハには力を入れており、彼らが安心するような、伝統のある生産者のアイテムが多いですね」
と語るのはオーナーのヴィクトル・ガルシアさん。
リオハワインにぴったりな料理として汁気の多い米料理「メロッソ」から、今回は「ウサギとキノコのカルデロ」を披露。「カルデロ」という伝統的な鍋を使うのが特徴だ。ウサギの肉とコメ、スペイン産のキノコ、トマトなどを鶏の出汁と共にカルデロで煮込んでいく。
この豊潤な味わいには、テンプラニーリョ主体の「ヴィーニャ・トンドニア」の「ティント・レセルバ2006年」がお勧め。
「キノコのヨード感と香りが広がるので、クラシックな造りで熟成感のある赤が合います」と店長の幸地・ディエゴ・エドアルドさん。
もう1品「塩ダラのリオハ風煮込み」は塩ダラ、トマトソースとパプリカなどの旨味が凝縮した味。これには「ボデガス・トビア」の「アルマ・トビア・ロサート2014年」をチョイス。
「パプリカの甘味やタラの旨味に寄り添う濃いめのロゼがぴったりです」とエドアルドさん。
郷土料理にはクラシックなリオハがよく似合う。

左から「ボデガス・ムルア ムルア・ブランコ 2016年」6,800円、「ヴィーニャ・トンドニア・リオ ハ・ブランコ・レセルバ 2003年」12,100円、「ボデガス・トビア アルマ・トビア・ロサード2014年」 6,500円、「ボデガス・ビルバイナス ヴィニャ・ポマール・センテナリオ・クリアンサ2016年」 4,300円、「ヴィーニャ・トンドニア リオハ・ティント・レセルバ2006年」11,000円。
左から店長の幸地・ディエゴ・エドアルドさん、オーナーのビクトル・ガルシアさん、料理長の前田庸光さん。
Sal y Amor
東京都渋谷区代官山町12-19 第3横芝ビルB1 03-5428-6488
営業時間 ランチ 土・日・祝日 11:50 〜15:00(LO14:00)
ディナー 17:30〜23:00(LO22:00)
定休日 なし