ルイナールはヴィック・ムニーズと根っこを分かち合う
2013年から京都ならではの趣ある歴史的建造物やモダン建築内に、国内外の貴重な写真作品やコレクションを展示するKYOTOGRAPHIE。そこへ2016年より協賛を続けるルイナールは、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019」に先駆けて、3月13日にメゾンの本拠地であるランス、そして14日にはパリにて初お披露目会を開催し、ヴィック・ムニーズ x ルイナールの作品「RUINART–SHARED ROOTS–VIK MUNIZ」を発表した。
290年の歴史を育んできた世界最古のシャンパーニュ・メゾン ルイナールに、新進気鋭のアーティストが一定期間滞在して作品を制作する「アーティスト・イン・レジデンス」に、ルイナールは、本年度、ヴィック・ムニーズ氏を招待した。ランス山沿い、ヨーロッパ最北に位置するルイナールのブドウ畑、シルリーを訪れたムニーズ氏は、シルリーの自然と広大なシャンパーニュに魅了されていき、作品に着手するまで長い時間をかけて観察、そして思案に耽った。
ルイナールの最高醸造責任者フレデリック・パナイオティスにブドウ畑について尋ねると、シャンパーニュ地方の気候がブドウ栽培に不向きだと言えるほど厳しいと知ってムニーズ氏は驚く。そして
「この逆境があるからこそ、ブドウ自らが超越して、まるで生存への反射行為であるかのように、シャルドネとピノ・ノワールは最高の果実をもたらしてくれる」と語ったという。
長期におよぶルイナールの製造工程に魅せられたムニーズ氏は、その手によってメゾンの創造性を司るフレデリック・パナイオティスが体現する、人と自然の結びつきをとらえた。
変幻自在のアーティストが織りなすルイナールの世界は、黒く染めた木片や木炭を使用してブドウの株を表現するなど、「流れ」という概念から着想を得た作品となり、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019」にて日本初公開中。
ヴィック・ムニーズとルイナールが奏でるアートの世界を、ぜひこの機会に京都にてご覧ください。
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019
「RUINART-SHARED ROOTS-VIK MUNIZ」 展示会場
【場 所】ASPHODEL(アスフォデル)
【住 所】京都市東山区八坂新地末吉町99-10
【期 間】4月13日(土)〜5月12日(日)
【アーティスト】Vik Muniz(ヴィック・ムニーズ)
ルイナールとアート
ルイナールでは伝統遺産、歴史、卓越性を広めていくコミュニケーションのひとつとして芸術を用いている。ルイナールの世界観はエレガンス、純粋、輝き、そして時代を超えたメゾンの新しいスタイルで世界を舞台に活躍する新進気鋭のアーティストたちと共に創造すると同時に、多くの才能を支援。
その歴史はベル・エポックの1896年に遡り、アール・ヌーヴォーの旗手と謳われたアルフォンス・ミュシャへ広告ポスターを依頼し、世間を魅了したことに始まる。
2000年以降はルイナールの性質や価値観を伝えるため、時代の先端を行くアーティストとのコラボレーションを毎年実施している。
年間30以上もの世界アートフェアに協賛して、アートシーンに欠かせないシャンパーニュとして確固たる地位を築き、世界中のアート愛好家に注目されている。
ルイナール
1729年創設以来「シャンパーニュの宝石」と謳われる世界最古のシャンパーニュ・メゾン。
コート・デ・ブランとモンターニュ・ド・ランスで収穫された最高品質のブドウを巧みに選定し、「清らかさ」「フィネス」「エレガンス」を追求した、その繊細でフレッシュ、丸みのある豊かな味わいを引き出して高度な技術を有するシャンパーニュ作りのエキスパートであることから「シャルドネ・ハウス」とも呼ばれている。