
左から『サンタ・ヘレナ・アルパカ・ロゼ・サクララベル』『サンタ・ヘレナ・アルパカ・スパークリング・ロゼ・サクララベル』『ガンチア・ロゼ・スプマンテ・サクララベル』
春だもの、お花見だもの
季節限定のデザインで目新しさや話題作りを仕掛ける戦略は、ビールではおなじみだ。実際、中身は同じだとわかっていても、ついつい季節限定ビールに手が伸びてしまうことはよくある。旬のものをありがたがる日本文化には、相性のいいマーケティング戦略なのだと思う。
この戦略をワインに持ち込んだのがアサヒビール。さすがだ。
そもそも、ロゼワインは、日本では春によく売れる。お花見にロゼワインという組み合わせが定番になりつつあるのだ。ならば、桜ラベルのロゼワインをこの時期に売り出せば、もっと売れるのではないかと考えるのは当然だ。
しかも、今回は人気の高い「アルパカ」と「「ガンチア」だ。売るための戦略だとわかっていても、ワイン好きとしては嬉しい。だって、お花見に桜ラベルのガンチアで乾杯だなんて、ちょっとイカしているじゃないか。
春だもの、お花見だもの。ワインで乾杯したいもの。桜ラベルは、はっきり言って大歓迎だ
「サンタ・ヘレナ・アルパカ」について
手頃な価格ながら本格的な味わいが楽しめるワイン。2017年は過去最高の販売数量で、150万箱(前年比106%)を売り上げた。スティルワイン6アイテム(<カベルネ・メルロー><カルメネール><ピノ・ノワール><シャルドネ・セミヨン><ソーヴィニヨン・ブラン><ロゼ>と、スパークリングワイン2アイテム(<ブリュット><ロゼ>)の合計8アイテムのラインアップ。
桜ラベルになるのは、スティルワインの<ロゼ>とスパークリングワインの<ロゼ>。
「ガンチア」について
ガンチア社は1850年に“イタリアらしいスパークリングワインを造りたい”という創業者カルロ・ガンチアの情熱から生まれたイタリアのワイナリー。「アスティ・スプマンテ」はイタリアを代表するスパークリングワイン。現在、日本ではスパークリングワイン12アイテム、ヴェルモット(甘味果実酒)3アイテムを発売中。
桜ラベルになるのは<ロゼ・スプマンテ>。