アサヒのフラッグシップ
「サントネージュ」は、山梨県に位置するワイナリー、サントネージュワイン株式会社が1957年につくった日本ワインのブランド。なんと60年もの歴史がある。「サントネージュ(Sainte Neige)」とは「聖なる雪」の意で、ブランド名をそのまま社名としたのは1972年のこと。その後、2002年にアサヒビール傘下に入るちょっと前からイギリスの「インターナショナル・ワイン・ワンド・スピリット・コンペティション」なるコンクールに参加し始め、入賞の常連になっている。
というような実績と実力を背景に、本年4月よりブドウ産地や製法ごとにシリーズ化した〈産地シリーズ〉〈アッサンブラージュシリーズ〉〈スパークリングシリーズ〉の発売を開始。アサヒビール(株)が発売する日本ワインの1-5月累計販売数量は前年比122%と好調に推移しているという。
今回は発売となるのは、山形県と山梨県で特に優良なブドウを産出する限定畑のブドウを100%使用した〈特撰シリーズ〉6アイテムで、アサヒビールとしてはこれを「ワンランク上のワイン」と位置付ける。
ご存じのように、フランスに代表される歴史あるワイン産出国にあっては、アペラシオン(原産地)が特定できるワインほど高級とされる。わが国においても、次のステップは当然、畑の格付けということになってくる。この大事業にいち早く乗り出した人は、大きな権益を手にすることができるかも……(もちろん、役人がすでに目をつけているでしょうけれど)。
日本ワインは、品質の向上と共に近年人気が高まっており、2016年は国内製造ワインのうち2割弱を占めるまでになっている。甲州、マスカット・ベーリーAなどの日本固有の品種に加え、シャルドネ、メルローといったワイン専用品種を使った多様な味わいのワインがつくられており、和食と同じく“繊細さ”が特長とされている。
アサヒビールは、さらに注目が高まる日本ワイン市場に向けて、新ブランド「サントネージュ〈特選シリーズ〉を国産ワインのフラッグシップと位置づけ、本格的で高品質な日本ワインとして拡販していくという。
各ワインの特長は、商品概要をご参照ください(以上はアサヒビールのほぼプレスリリースですが、ここからはプレスリリースそのままです。
「サントネージュ」特撰シリーズ 商品概要
サントネージュ かみのやま 佐竹畑 シャルドネ
ブドウ産地:山形県上山市
タイプ:白・辛口
特長:洋なし、白桃、杏などの果実香と樽香が調和。爽やかな酸味と、ふくよかなコクのバランスが良い味わい。
サントネージュ かみのやま 渡辺畑 カベルネ・ソーヴィニヨン
ブドウ産地:山形県上山市
タイプ:赤・フルボディ
特長:カシスなどにスパイスのニュアンスと樽香が調和。柔らかい酸味とふくよかなコク、なめらかな口当たりのワイン。
サントネージュ かみのやま 奈良崎畑 メルロー
ブドウ産地:山形県上山市
タイプ:赤・フルボディ
特長:よく熟したカシスなどにヴァニラ、シナモンなどの樽香が調和。柔らかい口当たりで豊かで芳醇な味わいのワイン。
サントネージュ かみのやま 中島畑 メルロー
ブドウ産地:山形県上山市
タイプ:赤・ミディアムボディ
特長:ラズベリーなどにココナッツの樽香が調和。爽やかな酸味、心地よい渋味と、ほのかな甘みのバランスが良いワイン。
サントネージュ 牧丘 倉科畑 シャルドネ
ブドウ産地:山梨県山梨市牧丘町倉科地区
タイプ:白・辛口
特長:グレープフルーツや青りんごなどの軽快でフレッシュな果実香と、樽香が調和。爽やかでフレッシュな味わい。
サントネージュ 牧丘 倉科畑 カベルネ・ソーヴィニヨン
ブドウ産地:山梨県山梨市牧丘町倉科地区
タイプ:赤・ミディアムボディ
特長:プラム、カシスなどに、スパイスとミントの清涼感や樽香が調和。心地よい酸味となめらかなタンニンが印象的なワイン。
容量・容器:750ml瓶
価格:オープン価格
発売日:2017年7月19日(水)
発売エリア:全国(数量限定)
※)「サントネージュ 牧丘 倉科畑 カベルネ・ソーヴィニヨン」は「エノテカ ワインショップ」での限定発売となる。期待大!