
分かりやすさとお求めやすさで新市場開拓
「ワールドセレクション」は、メルシャンがワインの裾野拡大に向けて、産地(原産国)、品種(セパージュ)、品質(メルシャンの知見を生かした技術力)、分かりやすいパッケージデザインにこだわってつくったデイリーワインシリーズ。掲げられた年間販売目標は10万箱だったのだけれど、発売からわずか2カ月でそのおよそ3割に当たる3万箱に到達した!
ということは、ごく単純にこれを1年間に換算すると、6倍して18万箱、目標に対して180%達成ということになるではありませんか。
メルシャンの調査によると、ワインのブドウ品種を知ることで、消費者の飲用頻度や飲用杯数が増えることが分かったという。
ああ、なるほど〜〜。これはWINE-WHAT⁉︎編集部としても押さえておきたい貴重な分析だ。人間はそのワインのブドウ品種を知ると、飲む量が増えるというのだから。
この調査を踏まえてメルシャンが生み出したのがこの「ワールドセレクション」シリーズで、ブドウ品種の分かりやすい表現や、お求めやすい価格設定などの工夫を凝らした。これにより、日常的にお楽しみいただけるワインとして、お客さまの新たな支持を得たのだという。
量販店を中心にお取り扱い店が増えていることで、出荷も継続的に伸びているという。
発売と同時に実施したWebキャンペーンでは、当初の予定を大きく上回る応募があったそうで、商品の魅力が多くのお客さまに伝わった、とメルシャンでは見ている。WINEWHAT Onlineもネットの住人ながら、現代社会におけるウェブの重要性を改めて感じさせる。
同社としては当然、今後もワインミドル・ライトユーザーの裾野拡大に向けた施策を続け、産地・品種を分かりやすく伝達するデイリーワインブランドとして育成を図っていくという。WINEWHAT Onlineも日々是そのお手伝いをさせていただいておりますので、よろしくお願いします。とニュースにまぎれて宣伝したりして……。