私の故郷、北海道のワイン
私が北海道の実家に帰省する途中、必ず通る駅で、「余市」という駅があります。NHK朝ドラ「マッサン」で一躍有名になった地です。
今回の1本はその「余市」で作られるワイン、ではありません。ニッカウヰスキー工場に生涯を捧げた竹鶴政孝が選んだ余市。その隣の「仁木(にき)」に、今度は素晴らしいワイナリー(NIKI Hillsヴィレッジ)がスタートしたのですが、今日はその第1号ワインを紹介します。
今回、縁あってそのワイナリーの試験的第1号の白ワインを頂きました。ケルナーというドイツ系品種で作られた白ワイン、「HATSUYUKI(初雪)」です。
真っ白なマッド調のホワイトエチケットにエンボス加工していて、結晶のあしらいが素敵、外見は素晴らしい。てっきり、ベタに「北海道!!」とか漢字で書いてあるのかもと思っていました。笑
肝心の中身はどうなのでしょう??
ケルナー・・・。いい思い出がないのです。でもせっかく貰ったワインです、せめて美味しく感じる努力をしてみよう・・・。 正直、そう思っていました。
しかし、コルクを抜いて2秒後、完全に予想は裏切られたのです。その香りに! 全く予想もしない甘美な香りに襲われ、「ドキッ!」と恋愛してしまいました。
このワイン、SEXYな女性なのです。ピンクや白い花の香りのする石鹸のような包み込む香りに瞬殺されました。それでいてグラマラス過ぎず、透明感があるセクシーな色白の女性です。これは一瞬で魅せることのできる香りを放つワインです。
「初雪」ではなく、「初雪を愛でる女優」です。いや、初雪を愉しむカシミアセーターを着た「吉瀬美智子」なのです。