刺激的なワインエチケット
「MOMENT MORI」と書いてあります。あるいは「MORI MOMENT」でしょうか?
オーストラリアのヒースコートで造られるこの自然派ワイン。現地では発売から1週間で完売したというWebでもヒットしない幻の自然派ワインとのこと。
ここで問題です。このエチケットを見たら皆さん、何を想われますか?
多分、Mori(森さん)という人の作った最高の一時(Moment)をお楽しみください! というメッセージだと思われるかもしれません。
美味しいです~。(行ったことないですが)天国のようなとろける桃色。そのまま昇天してしまいそうです・・笑 。そう思いながら飲んでいました。
ただ、ちょっと引っかかるところもあり、この険しそうにも見えるエチケットも気になるな~。MORI MOMENT、調べてみようかと思って、帰宅してからGoogle先生に聞いてみました。
そしたら何てことでしょうか、このワイン、Webではヒットしてこない代わりに、ラテン語の警句がヒットしました・・。メメント・モリ(memento mori)-ラテン語で「死を想え」「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」-といった意味です。eがoになっただけですね。一字違いです、ゾッとしましたね。
「ワイン」を愉しむこととはそういうことなのかもしれないですね。ワインとの一期一会を大切に愉しめ、今を生きろ、そう思えました。 作り手が実際に「死生観を込めているのかいないのか分かりません。ただ、私はこの険しそうな山に死生観を重ねている、そう思っちゃうのもワインかな、って思いました。
映画「DEAD POETS SOCIETY ~いまを生きる~」とのマリアージュもいいかもです。*あくまで個人的印象です。
最高に覚えやすい「MILAN NESTAREC」再登場
第1回目でもご紹介したワインの姉妹に出会うことができました。
MILAN NESTAREC[チェコ共和国]、その名も「Miky mauz」(ミッキーマウス?)
覚えやすいですし、可愛いですね。
シャルドネ、ゲヴェルツトラミネール、グリューナーなどの複数品種の混醸で「ゲヴェルツ」だけのMILAN NESTAREC(Vol.01紹介ワイン)より「優しい女性」な感じ。聞いた話によるとこのワイン、作り手はまだ20代というではないですか??完全に私の年下です、しかもカッコいい・・・。