まず、入りたくなるお店って素敵
今日は渋谷の路地裏散歩。雰囲気ある路地裏を歩き続けたら、その先にひっそりと佇むワインバー的な店を発見。入るかどうか、迷いながら、軽く外から覗いた2秒後、よし、この店入ろう!っと思いました。
それはなぜか?
ここはマーケティング的にいっても、かなり優秀なお店だと思いました。まず、お店って、そもそもお客様に入店されることを完全に予定して作られるものであり、「入ろう」という感じさせる設計をしていなければいけません。
このお店はその「期待値の設計」ができていました。
この路地裏にくるような人、ワインバーなら、お客はある程度ワインが好きな人だと仮定できますが、期待して店に入る理由をこのお店は確実に持っていたのです。
普通ではないワインを求め、非日常の発見を求めてドキドキしてきた人のハートを射止めるワインボトルがカウンターと、入口入ってすぐの目の前にしっかり見えるように置いてありました。
この「ワインたち」を見たら、もう入るしかないです(笑)。
直帰率改善は決してWebサイトに限ったことじゃなく、リアルなお店でも同じことだとつくづく思いました。恐らくWebサイトだと直帰率30%以下の名店です! さてさて入店して本題のワインのことを。
お薦めワインが、なんとゲヴェルツ・・・
お薦めの豚肉料理を頼んで、それに合わせてお店の人にお薦めワインを聞いた時、品種を告げられて一瞬断ろうとも思いました。
それは「ゲヴェルツトラミネール」でした・・。ワイン試験対策でしか飲んだことないな~。ライチの香りのやつでしょ!?と。
ただ、薦められたものだから、これは何かあるなと感じ、思い切って発注することに。
結論、か・な・り・素晴らしかったのです。この産地は全くノーケアでしたが、素晴らしい白ワイン。自然派がどうだとかは、詳細割愛しますが、チェコ共和国のワイン(MILAN NESTAREC(ミランレスタレック)俗にいうオレンジワインですね。
MILAN NESTAREC Antika Tramin
豚肉の料理と一緒に合わせたのですが、ライチの香りはせずに、アプリコットそのもの。その香りと共に、しっかりとした果実味、ほどよいタンニンが、豚肉にかかっている甘めのソースと素敵なマリアージュを奏でてました。飲み疲れず、程よい酸味が続き、さらなる食欲を掻き立ててくれます。
というわけで、ゲヴェルツトラミネールが苦手、というのは今日から撤回しようと決意しました。
(後ろに写っているのもまだ凄いワインで、これはまた別回にご紹介します)