スペインの赤
スペインの赤ってどういうイメージでしょうか?
「スペインってさ、濃いテンプラニーニョのイメージでちょっと苦手・・・。」なんてワインラバーが近くにいるなら、それは偏見の固まりですね。ちょっと前の私もそうでしたが・・笑
アイン・シュタイン風に言うと、「スペインワインをテンプラだけで語るとは、君のセラーは偏見のコレクションだな」って感じです。
*注釈「常識とは18歳までに得られた偏見のコレクションのことを言う」です。
このワインは、私にスペインという、いわば宇宙を見せてくれたそんな始まりのワインです。そして田舎で、静かに落ち着く夕暮れのような穏やかさのある、お気に入りのスペインワインです。神の雫でも紹介されてましたが、このワインは廉価な価格帯ですし、是非ともオススメのワインです。品種はメンシアです、あまり聞かないですよね?
私は最初飲んだ時、ピノノワールかなと思いました。でもそう間違う人もいなくはないと思います。なので、ピノ好きな人にも体験してもらいたいワインです。
なによりメッセージが素晴らしい
私がこのワインが凄く好きなもう1つの理由は、このワインに込められたメッセージ(名前)です。
大切な誰かとワインを飲みたい時、ワインを贈りたい時、一番大切にしたいのは、何よりも「気持ち」です。そうなると、愛とかそういうメッセージのワインを選びたくなりますよね? でもそれだとちょっと直接的だし、時に野暮だし、ストーリーとしての敷衍性がない。
好きとかそういう直接的な意味ではなく、その人に贈りたい本当のメッセージに寄り添えるそんなコアなメッセージをこのワインは持っているのです。
「ウルトレイア」とは巡礼者たちが互いを励ます挨拶代わりの言葉で『前へ(もっと遠くへ)』と言う意味、ポジティブなベクトルでどんな時でも自由にアレンジできるのです。
励ます時や、上司の昇格祝い、友人のベンチャー立上げ決起や、転職、あるいは、会社の新記録達成記念など、さまざまなシーンで素敵に気持ちを贈ることができるワインだと思っております。
私はもう遅いですが、それこそプロポーズにこのワインは最適でした・・・。
でも人生は長いので、もし次もあったらこのワインでプロポーズしたいと思います。笑
ということで、気持ちを贈る「ウルトレイア」でした。
↓ちなみにこちらで買えます(ワイナリー和泉屋)
http://www.wizumiya.co.jp/category/804.html