3 ブリコラージュ ブレッド&カンパニー(パン屋さん)
生江史伸さんの提案
ワイン:カーゼ・コリーニ バルベーラ アキッレ
ブレッド:ブリコラージュ ブレッド1/4個400円~(税別)/bricolage bread & co.
チーズ:アトリエ・ド・フロマージュ ブルー
「ル・シュクレ・クール」のレシピを元に北海道小麦やライ麦など国産素材だけを使った「ブリコラージュ ブレッド」にブルーチーズ、オーガニックはちみつとオリーブオイルをたっぷりと。お供に、自然農法で造られている希少なパルベーラ アッキレを添えれば、極上の食事に。
炊きたてごはんのようなパンと軽井沢のチーズとバルベーラ
炊きたてのごはんを口にしたときのようなパンに出会える店がある。
六本木・けやき坂の景観にフィットしつつも、和める雰囲気を放つベーカリー&カフェの「ブリコラージュ ブレッド & カンパニー」だ。舵を切るのはミシュラン二ツ星獲得店「レフェルヴェソンス」のシェフ生江史伸さん。
朝は必ずパンという生江史伸さん。震災後に訪れた宮城県女川町での炊き出しで岩永さんと出会い、「bricolagebread & co.」が生まれた。使う素材は、生江さんが現地へ行って確かめた、志が高い生産者のものばかり。
その彼が「東京は海外からの玄関口。日本のレベルを表現するには彼しか思いつかなかった」とパン監修の大役を任せたのはブーランジュリ「ル・シュクレ・クール」のオーナーシェフ岩永歩さんだ。
店名を冠するパン〈ブリコラージュ ブレッド〉は、ふたりの会話と試行錯誤を重ねて完成した代表作。
「親交のある滋賀県日野町の農家さんが作るディンケル(小麦の原種)、北海道の全粒粉やライ麦を使用。日本産の粉100%だからか、自分の一部にさえなってくれるように体になじむパンです」の生江さんの言葉どおり、食べてみると私たちの口にしっくりとくる。
合わせるチーズは、軽井沢にある「アトリエ・ド・フロマージュ」のブルーチーズを。
「青カビ独特の旨さがあって刺激はちょうどいい。体になじむ感じは、ブリコラージュ ブレッドのよう。舌でとろけていきます」
そして幻のバルベーラ〈カーゼ・コリーニ アキッレ〉で華を添える。
「バルベーラ100%で、厚みのある果実味と複雑味はありながらも酸はひかえめ。深い余韻が楽しめます」
3つのうちなにかが際立つことのない。まるで和食が胃袋に入っていく感覚さえ頭をよぎる、どこかほっとする組み合わせだ。
けやき坂に面した扉から入ると、岩永さんがプロデュースした国産小麦の全粒粉を使ったパンがずらりと並ぶベーカリーエリアが。奥へ進むとオールデイダイニングが楽しめるレストランスペース。
今年6月にオープンしたばかりというのに、老若男女問わずパンを求めに来る人が1 日中途絶えない。
ブリコラージュ ブレッド&カンパニー
東京都港区六本木6-15-1 けやき坂テラス1F
[Bakery]tel.03-6804-1980 [Cafe/Dining]tel.03-6804-3350
[Bakery] 11:00 〜20:00 [Cafe/Dining] 9:00〜20:00(L.O 19:30)
休日 月