Round 1 デ・ローチ カリフォルニア ロゼ & ミスターチーズケーキ

朝10 時の販売開始と同時に売り切れるという話題のミスターチーズケーキ。最初は濃厚、複雑、しかし次第に儚い口どけ。デ・ローチ ロゼをセオリーとは逆に少しずつ冷やしても面白い。
https://mr-cheesecake.com/
「今回、すごく真剣に取り組みました。いただいたワインを3日間かけて昼夜問わず、無心にテイスティング。その中でこれは自信ありです!」
可南子ちゃん流ペアリングの決め手はデ・ローチの「ベリー感」。バルべ―ラをメインにピノ・ノワール、ジンファンデル、メルロ。フレッシュなストロベリーから熟したブルーベリーまで。多彩なベリーが複雑、でも飲みやすく現れてきます。
「ぎっしりつまってる感」(海選手)な濃厚なチーズケーキに丸ごと果実のソースが寄り添っている感覚。これに海選手、思わず「うまっ!」と声を上げる。「でしょ!でしょ!」と笑顔の可南子ちゃん。これは完璧な勝利。
「完全にパウンドでやられたって感じですね」と格闘技好きにはたまらない感想も格闘技知らずの可南子ちゃんは「?」な表情。無念。
いろいろコメントをひねり出そうと考えてくれた海選手だが、なにより笑顔の「うまい!」「うわぁ、あうなあ」の実感がこもったシンプルなコメントが素敵。可南子ちゃんもうれしそう。
Round 2 パスクア 11ミニッツ ロゼ トレヴェネツィエ & 京橋千疋屋のシャーベット(マスクメロン&マンゴー)

パスクア 11ミニッツロゼ トレヴェネツィエ 2017
生産国/地域:イタリア/ヴェネト
品種:コルヴィーナ50%、トレッビアーノ・ディ・ルガーナ25%、シラー15%、カルメネール10%
希望小売価格:2,500円

言わずと知れた「京橋千疋屋」のスイーツは果実の味をそのままとじ込めた美味しさが特徴。このシャーベットのメロンは完熟と若めの味を、マンゴーはアルフォンソマンゴーを使用して濃厚でありながらさっぱりした味わいが特徴。
https://www.senbikiya.co.jp/onlineshop/index.html
続いてイタリアはヴェネトからパスクアが登場。
海選手の感想は「なんていうか……エレガントっていうんですかね?」。ワインは全然わからない、ただすすめられたものを飲んでるだけなんて言ってた海選手ですが4種のブレンドの中でかの地でエレガントと評される土着品種コルヴィーナとトレッビアーノ・ディ・ルガーナがベースとうこのワインのポイントをしっかり感じられるのはすごい。
これに可南子ちゃんも「そう、私も大人な感じがしたんですよ」と応酬。大人風味ならば大
人の老舗が合う、という理にかなった連携(あ、これも格闘技用語だ)。
北イタリアの清涼感とマスクメロンのシャーベットの清涼感も好相性。
「ですね。シャーベットが舌に残っているところにこのワインが来ると、すっごい上品」(海選手)
これも努力が実って勝利!
「実は一番自信がなかったのがシャーベットの組み合わせ」。しかしパスクアのロゼと合わせると、風味も見た目もリゾート感覚抜群。可南子ちゃん、ほっと一安心。
Round 3 ライマット クラモール ロゼ オーガニック & ラ・メゾン・デュ・ショコラのトリュフ・プレーン

1977年パリで生まれたラ・メゾン・デュ・ショコラ。ダーク系好きという可南子ちゃんチョイスがわかる大人味。実はもうひとつの好きなショコラティエと迷いに迷って、ライマット ロゼとの相性から決定した。
https://www.lamaisonduchocolat.co.jp
ダーク系(可南子ちゃん)、甘系にブラックコーヒー(海選手)と好みは違っても2人ともチョコラバー。まずはライマットを味わう海選手。
「とてもしっかりしてますね。そして後味が強い。強くてきれいなストレート(のパンチ)」
その強さはスペインの伝統、ブドウの命。そこに近年のスペインのセンスと先進が生む美しさ。
可南子ちゃんが愛するこのショコラティエも伝統と先進がよく表れている。海選手、しばし目を閉じて「これだけしっかりしたチョコなら弱いワインだとボケっとしちゃう。なるほどなあ」と納得の笑顔。
「ワインとスイーツってどうなるかと思ってたけど、すっごい楽しいっすね!」
ガチでいきますといいながら結果は3Rとも可南子ちゃん、見事に海選手から笑顔を引き出しての勝利!