
オタワのシンボル、国会議事堂。
OTTAWA
首都で歴史とグルメを堪能
オタワがカナダの首都となったのは、ヴィクトリア女王が、英国統治下にあった連合カナダの首都をオタワに定めた1857年のことだ。
英国系アッパーカナダ(現在のオンタリオ州)に多く暮らしているイギリス系住民と、フランス系ロワーカナダ(現在のケベック州)が多く住むフランス系住民にとって、中立的な場所であり、なおかつ軍事的脅威であったアメリカからも比較的遠い、という地政学的な理由でオタワが首都に選ばれたといわれている。
首都ならではの魅力を存分に感じることができるのが、歴史ある建築物の数々。
凍ったリドー運河をスケートしながら会社通勤する人々というのも、冬のオタワらしい光景だ。
凍ったリドー運河は、オタワの人たちの憩いの場となっている。フードスタンドも出店しているので、地元グルメを食べ歩くこともできる。
Gourmet 3 英国式アフタヌーンティー
フェアモント・シャトー・ローリエ@オタワ
国会議事堂とリドー運河を挟むオタワの中心地に位置する「フェアモント・シャトー・ローリエ」は、1912年にオタワ・ユニオン駅のホテルとして建設され、海外のVIPを迎えてきた由緒あるホテル。
鉄道会社のオーナーが滞在先のイギリスからカナダに帰る途中にタイタニック号で遭難し、オープンが数カ月遅れたという歴史も有名だ。
宿泊はもちろん、ゆったりとした時間を過ごせるアフタヌーンティーも人気。
シャトーを彷彿とさせるホテル。館内のロビーには、滞在したエリザベス女王、チャーチル英首相、ドゴール仏大統領などの写真が飾られていて、見応えあり。
Fairmont Chateau Laurier
1 Rideau Street, Ottawa, Ontario
tel.+1 613 241 1414
www.fairmont.com
Gourmet 4 グルメツアーでいいとこ取り!
セ・ボン・クッキング@オタワ
美味しいものを食べたいけれど、店の下調べをしていない。という場合におすすめなのが、グルメツアーへの参加だ。
首都オタワで、料理教室を行っている「セ・ボン・クッキング」のフードツアーに参加し、およそ2時間で6軒のお店をハシゴした。ガイドさんと一緒に地元の人気店を食べ歩くので、いろいろな情報を得ることができる。
もう一度来たい! と思う店に出会ったら、そのままディナーの予約を入れればOKだ。
グルメツアーの申し込みはこちらから→C’est Bon Cooking
208 Dalhousie, Ottawa, Ontario
tel.+1 613-722-8687
ドイツ料理、チキン、ビーフ、ジェラート、クラフトビールと、さまざまなお店を回った。少しずつ食べ歩けるのが楽しい。