07 Cast 78(キャスト ナナハチ)
お得感のある「熟成シャンパーニュ」はいかが
キャスト ナナハチ
東京都港区元麻布3-10-23 麻布ネストビル1F
tel.03-6659-7482
営業時間 ランチ(要予約)12:00~13:30L.O. ディナー18:00~ コース21:00L.O.
アラカルト22:00L.O. バータイム22:00~翌4:00L.O. 土曜ディナー18:00~24:00
休日 日・祝日
※グラスシャンパーニュ 1,800円〜
ラグジュアリーでプライヴェートな雰囲気の中、料理とワインが堪能できるレストラン&ワイン・バー。自らが大の熟成シャンパーニュ好きという店主の髙岡晃子さんは、造り手の異なる2本の2004年ヴィンテージを推薦した。
「シャンパーニュ・カステルノー」はまろやかな味わいと舌に馴染むクリーミーな泡立ち、ブリオッシュなどの芳醇な香りを持つ。「アンドレ・クルエ」は複雑味と厚みがあり、口中に含んだ時の柔らかさが印象深い1本だ。とはいえ、熟成シャンパーニュは価格が気になってしまうのが事実である。
「じっくり探せば、お得感のあるアイテムもたくさんあるんです。そういうものを中心にご紹介しています」
そのことば通り、ここではボトル価格が1万円台後半の熟成モノもグラスでオーダーできる。年月に磨かれて美しく変貌を遂げる優美なシャンパーニュを堪能する贅沢を味わおう。
08 Champagne-bar tiQuoi(チクワ)
ピノ・ムニエ100%の「ブールデールガロワ」!
チクワ
東京都港区麻布十番2-18-1 OSHIMA HOUSE 1F
tel.03-3453-1602
営業時間 18:00~24:00
休日 土・日・祝日
※グラスシャンパーニュ 2,000円〜
女性一人でもOKな、心地よくもカジュアルな店内で、プレステージュから気鋭生産者のレアアイテムまで幅広く楽しめる、シャンパーニュ・ラヴァーにはお馴染みの「チクワ」。
WIE-WHAT!?の質問「シャンパーニュの新しい扉を開く1本」に対する店主・立橋恵美子さんの回答は、「ブールデールガロワ」。なんとピノ・ムニエ100%。「(ピノ・ムニエは)補助品種のような役割で注目する機会が少ないけれど、黒ブドウらしい香りの膨らみがありながら、ピノ・ノワールよりまろやかなんです」。後口に砂質土壌に由来する塩っぽいミネラル感が残るのも個性的だ。
もう1本は、王者の風格「エグリ・ウーリエ」。「ブラン・ド・ノワールが好きなお客さまが多いので、これは人気があります。アンボネイ村らしい果実の力強い香りにはっとすること間違いなしです」
シャンパーニュ・ラヴァーらしいマニアックな選択。メジャーアイテムの安定感は大きな魅力だけれど、ときに比類ない個性を持つシャンパーニュに挑んでみると、それぞれのよさを再認識できるはずだ。
09 Le Sang De Pigeon
ル ソン ドゥ ピジョン
無限を意味する「インフィニット・エイト」でドサージュの違いを!
ル ソン ドゥ ピジョン
東京都港区麻布十番2-9-7 ディオーネ8ビルディング 4F
tel.03-6453-8418
営業時間 20:00~翌2:00
休日 日・祝日
※グラスシャンパーニュ 2,000円〜
古きよき時代のパリのカフェを再現した家具・調度品に囲まれ、ピアノの生演奏を楽しみながら贅沢な時間を過ごすことができるバー。
オーナーの久寿米木綾乃(くすめぎ・あやの)さんのイチオシは、ヴーヴ・クリコと取り引きしてきたブドウ栽培者が、ヴーヴ・クリコのパッケージを手がけてきたデザイナーとタッグを組んで設立した新しいブランド「インフィニット・エイト」だ。無限を意味するインフィニットの名の通り数字の“8”と“∞”が描かれたミステリアスなラベルがインパクト大。さらに、“∞”のマーク部分は、飲み頃の8℃になると赤く色が変わるという遊び心のある仕掛けがなされている。
「ブリュットよりドサージュが多いのがキュヴェ №8。同じ哲学で造られたシャンパーニュでもドサージュ量によってかなり印象が異なります。そんなことに気づくきっかけになってくれる新ブランドだと思います」
緻密なブレンド技術から完成するのがシャンパーニュの大きな特徴。新ブランドを立ち上げたチャレンジャーたちに思い馳せつつ味わってみるのも一興だ。