心が豊かになる場所
その昔、岐阜に住んでいた時期があります。岐阜ってどんなところ? と言われると・・・
山に囲まれ川に恵まれ、冬は雪が積もると静かに静かに寒さに耐え、春には見事に桜を咲かせる場所がちらほら。
国歌の君が代発祥の地もあれば。高山のような場所もあり、夏は水に恵まれて、どこまでも済んだ綺麗な清流が。
水を求めて山には蝶々が舞うような、心が豊かになる場所です。
思い出溢れる場所で見つけた美味し酒
ある冬の初め。ちらちらと雪が舞い降りた頃、ふと山の向こうに行ったんですね。
岐阜は市内はまだ雪のつもりが甘い時でも山を越えるとだいぶ積もっている方が多いです。だから途中もっさりと雪が積もっていたり。
その先でたどり着いたのは淡墨桜。モッキュモッキュと雪をかき分けてたどり着いたのがどこまでも続く白い世界でした。
静かに静かに雪に積もられたこの淡墨桜の景色が今も忘れられないでいます。どこまでも静かな世界で色々なことを思いました。
思い出溢れる場所です。
そんな場所で自分のアイデンティティを見つけたものだから、
たまたま偶然にもこの淡墨桜((岐阜・達磨正宗)生原酒。720ml/¥1300くらい。を見つけてしまい・・・即買いです!
しかも岐阜では毎日食べていたハツシモ(お米の種類です)。
パッケージはとってもシンプル。でもこの「ピッチピチ」表記が可愛い。買わずに入られませんでした・・・。
ほんのり黄色がかった色で艶があり、ふんわりとフリーティーで柔らかい香り。まろやかな口当たり。ピリッと辛口だけどどこか重たい。キリッとした感じはない。
最初はちょっと鼻息荒く「飲むぞー♡」となるけれど、飲んでいるうちにこれが美味しくて美味しくて、うみゃあ・・・となるわけです。
今宵も美味(うま)しなひと時を過ごせる、楽しいお酒です。見かけたら是非。