エルメス財団が、銀座メゾンエルメス フォーラムにて『転移のすがた』という展覧会を開催する。
銀座メゾンエルメス フォーラムにて『転移のすがた』開催
ソウル、東京、パンタンで同時期展開
『転移のすがた』は一人のアーティストにフォーカスした展覧会ではなく、「アーティスト・レジデンシー」というエルメス財団のプログラムの10周年記念展だ。
「アーティスト・レジデンシー」は、アーティストをエルメスの工房に招聘し、職人と体験の共有や協働制作を行うエルメス財団のプログラムで、現在までに、34人のアーティストが21カ所の工房に滞在して、皮革、シルク、クリスタル、シルバーなど様々な素材を用いながら、職人技術に触れ、作品を生み出してきた。
『コンダンサシオン』展(パリ、2013年/東京、2014年)、『眠らない手』展(パリ、2017/東京、2018年)はその活動の成果。
今回は、アートの世界と職人技の世界が、レジデンシーの時間のなかで一体化してゆく過程の象徴として「転移」という精神分析の用語を使い、プログラムを回顧。ソウル、東京、パンタン(フランス)の3カ所で同時期に開催され、ソウルのアトリエ・エルメスでは革という素材に焦点を当て、パンタンのマガザン・ジェネロー(アート・スペース)では、プログラムに参加したすべてのアーティストを紹介、そして東京 銀座メゾンエルメス フォーラムでは、アーティストと推薦者(メンター)の関係性に着目し、彼らの作品の間に見出される共鳴やある種の共犯関係を明かす展覧会となる。
具体的には、クロエ・ケナムとメンターのイザベル・コルナロ、エンツォ・ミアネスとメンターのミシェル・ブラジー、小平篤乃生とメンターのジュゼッペ・ペノーネという3組、6人の作品が、レジデンシーで制作されたもの以外も展示される。
Formes du transfert 「転移のすがた」アーティスト・レジデンシー10周年記念展
期間: 2021年12月17日(金)~2022年4月3日(日)
住所:東京都中央区銀座5-4-1 銀座メゾンエルメスフォーラム 8、9F
TEL:03-3569-3300
URL:hermes.com/jp/ja/story/maison-ginza/forum/211217/
開館時間: 11:00~19:00(入場は18:30まで)
入場料:無料
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