カスゴやウニに相性抜群の白
今回選んだ2本ともビオディナミだが「おすしは素材の味をダイレクトに楽しむものなので、自然派が徐々に増えてきました」とソムリエールの鳥越友馨(ゆか)さん。
『リースリング・ツェレンベルグ 2017年』(ドメーヌ・マルク・テンペ)は丸みを帯びた酸味と柑橘系の香りが特徴。酢おぼろで優しく締めたカスゴの握りは旨味が凝縮して、このワインと好相性だ。
甘味のある赤ウニは赤酢のシャリと合わせて握りに。ムラサキウニはそのままストレートに楽しむ。これには果実味とアフターのドライな酸の『キュヴェ・ギョタク 2018年』(テール・デトワール)が寄り添ってくれる。