出汁とワインの相性に魅せられて
「出汁とワインはよく合います」と語る店主の高橋豊和さん。
秋の味覚の松茸を使った土瓶蒸しは、海老真丈、鱧、銀杏が盛られ、出汁はすっきりした鰹節とコクのある鮪節のそれぞれ一番出汁をブレンドしている。
これには『リースリング・オルシュヴィール 2018年』(ヴァランタン・チュスラン)を合わせて。
「松茸の香りが溶け込んだ出汁と酢橘を搾った香りが、リースリングの柑橘類の香りや苦味と同調します。また脂ののった鱧の旨味にも合います」と高橋さん。
『クリット・ピノ・ブラン 2017年』(マルク・クライデンヴァイス)もクリアな果実味が、この料理にお勧めだ。