ラ・キュべ・ミティーク派ならココ! その2
平成オペラ座〜高座豚のしゃぶしゃぶ〜
しゃぶしゃぶ(2人前1,880円)
お出汁のうまみとシャルドネ100%のうまみがマリアージュ。おつまみっぽくするために、野菜はネギに特化。
コクがハンパないす
2013年4月に開場した新しい歌舞伎座のすぐ近くに、その2カ月後にオープンした「平成オペラ座」は、和食寄りの料理を提供するワイン居酒屋だ。食べ慣れたものでワインを、という自由な姿があってもいい。オーナーのジョニーさん(通称)はそう考えた。
お店にドリンクのメニューリストはない。ソムリエでもあるジョニーさんがお客さんと相談しながら、「これ、どうすか」と提案する。
「ラ・キュベ・ミティーク スパークリング・ブリュット[白]」は、「飲みごたえがある。コクがハンパないすね。この値段でシャルドネ100%でドライな感じもある」と感心。
さてそこで合わせる料理はというと、一番人気の「しゃぶしゃぶ」である。肉は「かながわ名産100選」にも選ばれた「高座豚」。アクがあまり出ないので、あえてバラ肉を使う。鰹出汁でネギと肉をしゃぶしゃぶし、すき焼きのようにタマゴをつけていただく。タマゴはニワトリに高知県馬路村産のユズの皮を食べさせているという「ゆずたま」で、ユズの香りがほのかに漂う。
なぜこの料理を?
「キッチン、ひとりなんですよ」
そこかい。お店ではワインのグラスは基本的に5杯どりで、×5がボトルの値段という超明朗お買い得会計。だから、いろんなワインが試せる。自慢の「しゃぶしゃぶ」は、泡から白、赤、なんにでも合う。肩肘張らず、自由にやるのにピッタリの一品なのだ。