ラ・キュベ・ミティークとは?
LA CUVEE MYTHIQUE SPARKLING BRUT BLANC
ラ・キュベ・ミティーク
スパークリング ブリュット(白)
保守的なワインの造り手が多いフランスのなかで、南フランスは自由闊達な空気にあふれる。日照量に恵まれた銘醸地としての歴史を大切にしながら、新しい醸造技術の導入にも積極的。と同時に、地に足のついた価格帯のワインにこそ力を注ぐ、消費者にとってはありがたい産地だ。ふくろうのアイコンでお馴染みの「ラ・キュベ・ミティーク」シリーズも、この南仏ラングドック産。
リリースするのは現地の生産農家、約2500軒が加盟している組合「ヴィナデイス」である。多数の農家をメンバーに抱えるということは、レベルの高いブドウが選び放題ということ。「ラ・キュベ・ミティーク」は、このワインにふさわしいとされたブドウだけを用いて造る、組合の威信がかかったシリーズだ。
そんな彼らがスパークリングを造るとなれば、やはりシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵。12カ月の瓶熟成期間を経た泡は細かく立ち昇り、柑橘と花の香る高貴なスタイルに昇華させている。
ラ・キュべ・ミティーク派ならココ! その1
Meat Chops〜牛タンのホロホロ白ワイン煮〜
牛タンのホロホロ白ワイン煮(1,480円)
「ほほ肉の赤ワイン煮」の対抗枠として登場。タン好きは必食。
ブクロの隠れ家で、ふくろうの同志発見
焼トンひと筋10年、東池袋の裏通りに息づくオヤジたちのオアシス……が4年前に宗旨替え。豚だけでなく牛、鶏、鹿、鴨となんでもござれな「ミート・チョップス」へと華麗なる転身を果たした。
「夜になると、本当に店の前を通る人がいない~」と笑うのは、店長の西城康雄さん。サンシャイン60のお膝元は、オフィスビルが建ち並ぶ。店の周辺も例外でなく、たまたま通りかかるフリー客は、まず来ない。その分、隠れ家感は100点満点。飲み会の幹事に任命されたら、「俺、いいトコ知ってるんで!」と仲間に自慢できる絶好の店だ。
スパークリングをボトルでオーダーするのはグループ客がメインだが、「カップルでも、キュベ・ミティークのスパークリングならボトルがオススメ。食と合わせやすい1本をゆっくりシェアしつつ、2人の時間を大切に過ごしていただけます」と西城さん。
一番人気のメニュー「チキカラ」(99円)は必ず試すとして、キュベ・ミティークを堪能するなら、「牛タンのホロホロ白ワイン煮」に挑戦を。
口中でほどけていくやわらかさは、一流の洋食屋レベル。なのに価格は洋食屋の約半額。シャンパーニュと同じ品種、製法ながらお手頃価格のキュベ・ミティークと同じ志の一品だ。ピーチなどを用いたソースも、キュベ・ミティークのフルーティさとすんなりリンク。ラ・キュべ・ミティークのふくろうは黄昏に旅立たないでブクロで待つ。