
お楽しみの「シャンパン」タイム
泡だらけのピーターソンハウス
小一時間の空中散歩を楽しみ無事着陸したら、先ほどのピーターソンハウスに戻って「シャンパーニュ・セレブレーション」の時間だ。といっても本もののシャンパンではなく、スパークリングワインである。
ピーターソンハウスは「Life is flat without bubbles(泡のない人生なんてつまらない)」をモットーとする、スパークリングワインに特化したワイナリー。もともと「ピーターソン・シャンパーニュ・ハウス」として知られていたが、シャンパンとスパークリングワインは区別すべし、というのがオーストラリアでも浸透してきたためか、いつの間にか「シャンパーニュ」は名称からなくなったようだ。
トルコのカッパドキアで気球に乗ったときも似たようなことがあった。無事に着陸したらシャンパンで乾杯、と聞いて「え、イスラム圏でシャンパン?」とびっくりしていたら、出てきたのはノンアルコールの発泡性飲料だった。ちょっとがっかりしつつ、それでも音を立ててボトルを開けるときは気分が華やいだ。気球と泡がセットにされるのは、気球が空に昇る様子がシャンパンの泡に似ているせいか。
朝食はボリュームたっぷり
午後になると、日焼け止めを塗ってこなかったことを後悔するくらい暑くなる。
ワイナリー巡りを終え、夕方になると暑さは和らぐが、それでもまだまだ日差しはぶどう畑に注がれている。ようやく日が落ちるのは夜8時をすぎてから。朝6時半の気球から見た朝日を思い出し、「こんなにたっぷり1日じゅう日差しを浴びるぶどうは、よく育つはずだ」としみじみと思うのだったーー