価格を抑えて充実の機能を実現した理想のワインセラー
新生活に向け、セラーの購入や買い替えを検討しているワインラヴァーに朗報だ。
1987年の発売以来、国内トップブランドとして家庭やレストランで愛されている「フォルスタージャパン」より、今春「グランセラー」シリーズがリリースされる。
高い技術力と蓄積されたノウハウを基礎に、ユーザーの声を反映。実に2年以上をかけた長期プロジェクトとして挑み、価格を抑えて充実の機能を実現した理想の1台だ。
まず開発チームがこだわったのは、デザイン性と使い勝手の良さの両立。ライフスタイルにこだわりのある30〜40代の若い世代でも取り入れやすいようにとの配慮から、重厚感より和や洋のインテリアに優しく馴染む家具のような木目調のフレームを採用した。
デザインについては、1㎜単位まで、海外デザイナーも交えたチーム内で調整を重ねたのだという。その結果、通常は前面に設置されている操作パネルを扉天面にすることで、正面からボタンや温度が見えないすっきりしたビジュアルに。さらに腰をかがめて操作するストレスからも解放される仕様とした。
スライド式の棚は、手前と奥にボトルを配置できることから、収納力もいっそうアップ。棚は半分まで引出すことができ、使い勝手も抜群だ。庫内上部と側面の高さ違いでLED照明を配置し、目当ての銘柄を取り出すこともよりスムーズになった。
また、有料オプションサービスで右開きの扉を左開きに変更するサービスも設け、引っ越しやライフステージの変化にもきめ細かく対応する万全の体制を整える。これは、扉に埋め込み式のハンドルを左右に配置し、操作パネル部の配線を工夫することで可能になったうれしい機能である。
今回紹介するのは、新たに発売される4機種のなかから、1温度帯でコンパクトサイズの「SG -121GS」と2温度帯の「SG -196GD」。
2温度帯は、白ワインやスパークリングを飲み頃の温度に維持することだけでなく、産地や銘柄によって貯蔵温度に差をつけるという使い方を提案するもの。さらに、新たに温湿度センサーを搭載し、加湿能力を維持しながら高すぎる湿度を抑えることも目指した。ワインにとって良好な状態はもちろんだが、せっかく大切に育てたい1本。エチケットにカビが発生するのも避けたいというユーザーの声に応えての機能だ。(※)
設定可能な温度は、5〜20℃。日本酒やビールなどを収納するより、愛好家のためのワイン専用貯蔵機であることを重視したという。
今年、発売33周年を迎えた同社の代名詞であり、憧れのブランド「ロングフレッシュ」。この高い技術を注ぎ込み、新採用の機能を多数搭載した新シリーズは、ビギナーのセラー購入のハードルを下げることだけでなく、見る目が厳しいワインラヴァーの買い替えや2台目需要まで、幅広いニーズに応えたいという開発チームの情熱から誕生した。長く付き合うのだから、一切の妥協はしたくない。そう思ったら、まずは「グランセラー」シリーズに注目してみて欲しい。