フランスで知った“神ツール”
ボトルを開けた瞬間から始まる、ワインの酸化。当然のことだが、日常的に一杯ずつ何種類も楽しみたいと願うワイン・ラヴァーは多い。ここにストレスフルなジレンマが発生する……。
そんなストレスから解放してくれる、世界初にして唯一の最強ツールが「コラヴァン」だ。
その仕組みは、薄型医療グレードのニードルを差し込むことにより、コルクを抜くことなくグラスに注ぐことができる特許テクノロジー。純度99.0%の窒素ガスが注入されるため、ワインが酸素に触れることなく自然に熟成を続けることができる。さらに、ニードルを抜けば自然にコルクの穴を封止してワインを保護するという夢の“神ツール”なのだ。
コラヴァン社を創業したグレッグ・ランブレクト氏は、米国マサチューセッツ州在住の医療機器開発者で、熱狂的ワイン愛好家でもある。2013年に欧米で発売されていた同商品は、アルゴンガスを使用していた。これは日本の食品衛生法上認められていなかったため、新たに窒素ガスタイプを開発し、日本上陸となったのだ。
さて、編集部はその実力を検証すべく、愛用者である石神秀幸氏のもとを訪れた。ラーメン評論家として広く知られている石神さんだが、実はバーを構えるほどのワイン・ラヴァー。もともと、自身の資格取得の際にワインに没頭できる場所があれば、と考えたのがきっかけだ。
カウンター6席の小さな店には、ワインだけでなく蒸留酒の香りのサンプルや多数の文献を揃える。多忙な店主のプライベートな空間ゆえに、資格試験目前となれば希望者のために連日営業するが、それ以外は超不定期。一般的な店より次の営業日までの日数が空くうえに、ヴィンテージものなど貴重なアイテムも揃えているため、ワインの保管が深刻な課題だったのだ。
「店だけでなく、自宅用としても、酸化防止のためのツールはあれこれ試しました。コラヴァンを知ったのは、フランスに出かけたとき。日本で発売になって即購入しました」
類まれな味覚を持つうえ、特に酸化に敏感な石神さん。なかなか納得のいくツールに出合えなかったが、現在では自身の感覚からコラヴァンに全幅の信頼を置く。さらに、操作性の高さやコンパクトなサイズもお気に入りだ。
「神の舌を持つ男」をも納得させたコラヴァン。酸化はワイン・ラヴァーの敵にして仕方ない現象と諦める前に、導入を検討してみてはいかがだろうか?