老舗航空会社がパートナーに指名した新勢力
1919年に世界初の国際線定期運航を開始した、イギリスを代表する老舗航空会社「ブリティッシュ・エアウェイズ」。就航100周年記念に披露するワインの共同開発者としてパートナーに指名したのが、「ハッティングレイ・ヴァレー」だ。
もともと弁護士の職にあったサイモン・ロビンソンが1999年、ウィールドに11haの土地を購入。5年に渡る土壌研究を経て、2008年にブドウを植樹、10年に醸造家、エマ・ライスとともに立ち上げた気鋭のワイナリーである。
エマ・ライスは、醸造家にとって最高の栄誉である「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」を14年、16年、18年に獲得した注目の人物。
今回紹介する「ハッティングレイ・ヴァレークラシック・レゼルヴブリュットNV」が「ソムリエワインアワード
2018」金賞、「ワインGBアワード・コンペティション2018」金賞&トロフィー。「ハッティングレイ・ヴァレーブリュットロゼ2014」が「シャンパーニュ&スパークリングワインワールドチャンピオンシップ2017」金賞など、手掛けたワインの受賞歴は枚挙にいとまがない。
今や、世界各国の航空会社が快適なサービスだけでなく、機内食や独自にセレクトしたワインのクオリティで自らの価値を証明する、”美食”群雄割拠の時代。本国の老舗が絶大な信頼を置く、英国スパークリング。試してみない手はないだろう。