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ワインの故郷、ブルゴーニュ その2

エピヌイユ

エピヌイユもまたシャブリのすぐそば、北東の方角にある。土壌もキンメリジャンが多い。中世のころから有名なワインの産地で、一時はブドウの栽培面積も同時代のシャブリとおなじくらいに大きかった。

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緩やかな丘の斜面にキンメリジャンの土壌。ピノ・ノワールとピノ・グリが栽培される

復活したワイン産地

一大ワイン産地だったエピヌイユは、20世紀に一度、産地として消滅の危機に瀕した。1956年に、霜の害で決定的な打撃を受けたのだ。1960年代には5ha程度しかブドウ畑は残っていなかったという。

消滅の危機から復活したのは、エピヌイユの村長の後押しで、植樹がなされた1975 年から1978 年。現在は65haほどのぶどう畑がある。アペラシオンのルールとしては、ピノ・ノワールとピノ・グリがブルゴーニュ・エピヌイユと名乗ることができる。シャルドネだと隣村のブルゴーニュ・トネールという名称になる。


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