
13 Champagne & Wine Bar ラ・シャンデル
果汁に注目! オーナー入魂推しの「ルラージュ・プジョー」
ラ・シャンデル
東京都港区六本木5-9-22 第2千陽ビル 3F
tel.03-3405-1508
営業時間 18:00~翌2:00 土曜20:00~24:00
休日 日・祝日
※グラスシャンパーニュ 1,000円(18:00〜20:00)
2,000円(20:00〜)
一見、通常のワイン・バーながら、インポーターであるオーナーがアンテナ・ショップ的なポジションとして運営する一軒。
自ら入魂の1本を探して奔走しているオーナーの扇谷まどかさん入魂推しの造り手が「ルラージュ・プジョー」。
ヴリニ村のピノ・ムニエの素晴らしさを伝えたいとの思いで造られた1本は、品種由来の素朴な温かみがストレートに引き出されている。
「これは2012年にパリで開催されたオーガニック展示会で30軒のブースを回って見つけました。果実の健全さとプレスの仕方がキレイであることがわかる、果汁としての質の高さが魅力です」
おまけのもう1本は、ルラージュ・プジョーの、しっかりした骨格と酸を持つセニエによるロゼで、上質な赤ワインを思わせる味わいだ。シャンパーニュとしての質はもちろんだが、原料である果汁に注目する視点が独特。味わってみれば、理屈抜きでそれがどんな意味を持つかわかるはずだ。
14 名無しのシャンパンバー
六本木の夜は、「カジノロワイヤル」気分で「慰めの報酬」を
名無しのシャンパン バー
東京都港区六本木7-18-11 DMビル 7F-A
tel.03-3475-7113
営業時間 20:00~翌5:00
休日 無休
※グラスシャンパーニュ 2,000円〜
六本木での夜遊びに、シャンパーニュは欠かせない。
そんな需要に応える、ゴージャス&艶感重視でセレクトしてくれたのが、マネージャーの山本美優さん。とあるビルの7階の一室にあって、看板はもちろん、ドアに店名さえ書かれていない、いくら隠れ家ったって、隠れすぎな隠れ家バー「名無しのシャンパンバー」で、こんな店構えなのに会員制ではないのますますナゾだ。
そんなナゾに満ちた店のオススメの1本は、ダニエル・クレイグ演じる007ジェームズ・ボンド御用達「ボランジェ」の「グランダネ(GRANDE ANNE)」。「すばらしい年」という意味のこちらで乾杯しながらハードボイルドな気分に浸るのもなかなか。
もう1本は、「テタンジェ」の「ノクターン(夜想曲)」。
「甘いシャンパーニュが苦手な男性も多いけれど、飲み慣れない女子なら、やや甘味のあるセックくらいがちょうどいい。シャンパーニュ通である前に女性に合わせる余裕も素敵だと思います」と山本さん。
夜遊びの“わかっている大人”にふさわしい演出だ。
15 ルヴェール
最高峰の「サロン」も「ジャック・セロス」もグラスでどうぞ
ルヴェール
東京都港区赤坂3-16-2 榮林 5F
tel.03-6459-1135
営業時間 18:00〜翌4:00L.O.
休日 日・祝日
※グラスシャンパーニュ 1,080円〜
2012年、赤坂にオープンしたフランス料理とワインのサロン。驚くべきは、手ごろな価格からプレステージュまで、常時16種類ものグラスシャンパーニュを用意している点だ。
「ブルゴーニュ騎士団シュヴァリエ」や「シャンパーニュ騎士団オフィシエ」など、数々の肩書を持つオーナーでソムリエの山田晃通さんによるセレクトはシャンパーニュ好き垂涎のこちらの2本。
まずは、最良のヴィンテージしかリリースをしないため、100年で30数回しか作品を世に送り出さないことで知らせる孤高の名門「サロン」。
そして、世界中に熱狂的ファンを持ち入手困難な「ジャック・セロス」。
「せっかくシャンパーニュに興味を持ったのなら、背伸びしてでも最高峰に触れておくのはよい経験になります。といっても1本数万円もするのでは、簡単に手をだせませんよね。だからうちでは、プレステージュもグラスで提供するようにしているんです」と山田さん。
「幻」の1杯に出合える、ディープかつ貴重な店だ。
16 カルムネール
超ハレの日に「ポメリー」のロゼ
カルムネール
東京都渋谷区神宮前4-4-7 B1F
tel.03-3401-6779
営業時間 19:00〜翌4:00 日・祝日19:00〜23:00
休日 無休
※グラスシャンパーニュ 1,500円〜
2005年に神宮前にオープンした、シャンパーニュメインのワイン・バー。
「泡ライフをランクアップするための扉を開く1本」ということで、超ハレの日用のスペシャルと、抜群のコストパフォーマンスを誇るマイ定番用を、マネージャーの早野小百合さんが選んでくれた。
ハレの日用の「ポメリー」のロゼは、1995ヴィンテージとなかなか出合えない貴重な1本。熟成によりきれいに泡が溶け込んだなめらかさに、まろやかで繊細な酒質。特別な日に巡り合えたら、さらに特別な気分で酔えること間違いなし。
いっぽうで、普段飲みだって充実させたい。そこで選ばれたのがこちらの「パイパー・エドシック」。
「飲み心地がナチュラルで心地よくグラスを重ねられるのが魅力。この価格帯でほどよい熟成感があるものってなかなかみつからないので、ぜひ試してください」
シャンパーニュがあれば、どんなときでもますます楽しい。知識だけでなく、シチュエーションにぴったりのワインを選べるということも重要なポイントだ。
17 Champagne Bar ALETHEIA(アレシア)
死ぬ前に飲みたい「ローズ ド ジャンヌ」
アレシア
東京都渋谷区広尾5-17-8 アプリシエ広尾 2F
tel.03-5422-6375
営業時間 19:00〜翌2:00
休日
※グラスシャンパーニュ 2,000円〜
小ぢんまりとした店構えながら、人気沸騰前の注目生産者のアイテムまで網羅する品揃えでファン多数の同店。
扉を開く1本は、意外にも「シャルル・エドシック」。
「これは実体験。今まで何度も飲んできたはずなのに、先日改めてじっくり味わってみたら、こんなに美味しかったんだ! って驚いてしまったんです。定番だからいいや、なんて思ってちゃいけないんだなって反省しました(笑)」とオーナーの川本ちひろさん。
ブレンドしたヴァン・ド・レゼルヴの比率の高さから来る芳醇さとフレッシュ感を兼ね備えたこれなら、舌の肥えたプロだって必ず満足するはず。
もうひとつ選ばれたのが、あまりにもピュアな味わいで世界を驚かせた「ローズ ド ジャンヌ」。
「確かな技術はあるのに、どこまでも感性で造っているような生産者。アタックが優しいのにアフターが長くて……。今は入手が難しくなってしまって残念ですが、これは死ぬ前に飲みたいと思うほど大好きな1本です」