Château Rahoul
シャトー・ラオール
ドゥルトの畑はシャトー所有も含め計500ha。
アットホームな労働環境で
あなたもドゥルト・ファミリーに?!
ボルドー内で200人以上の社員が所属するこの大手企業で、注目したいのはスタッフ間の空気だ。エリートたちが肩肘張らず、ジョークを交えてやりとりする。
「この環境なら、そりゃおいしいワインができるはずだわ」と、傍から見ていて納得がいくほど、仲がいい。これもひとつのファミリーにカウントしちゃおう。
エノログのマリエ=エレーヌ・インキムベール曰く、「なにしろ、毎朝起きるたび『今日は〇〇をしてみよう』ってやる気に満ちてくる環境なのよ、ドゥルトって」。グラーヴの土壌について「全部で7パターン。深い砂礫質と、粘土石灰質と……」と指折り解説してくれたのはドメーヌ・ディレクターのフレデリック・ボナフー。「適したブドウを見極められるまでテロワールは完璧に理解すべき、というのがドゥルトの哲学だから」と彼も笑顔を絶やさない。さて、このお仲間に入りたい人に、とっておき情報を。
空席のない醸造家枠に入るのは至難の業だが、畑では常に人材不足。「フランス語が話せてトラクターを動かせる人は、すぐ採用!」とのことだ。
La Vinotheque @ La maison des Vins de Graves
買物はグラーヴワイン委員会のお膝元ショップで
グラーヴワイン委員会のオフィスであり、プロ向けの試飲室、レンタルルームを併設するメゾン。とはいえ、訪問者の多くは一般人だ。お目当ては、約200種のグラーヴワインを揃えるブティック「ラ・ヴィノテーク」。グラーヴ、ペサック・レオニャン、クリュ・クラッセなど、エリアや格付けごとに棚が分けられ、お土産ワインを思いのままに探すことができる。