すべてのワインは天・地・人・ブドウ品種の4つで決まる
7月13日土曜日、恵比寿。超人気ビストロ「アベス」には、今秋に全国発売するフランス カステル社のワイン「メゾン カステルAOCシリーズ」を先行体験できるということで、多数の応募から選ばれたラッキーな25名が集まっていた。
「メゾン カステルAOCシリーズ」は、カステル社が3年ほど前に立ち上げた最新ブランドで、ひとつのシリーズでありながら、フランスの有名産地を広くカバーする。
なぜそんなことができるのかといえば、つくり手であるカステル社は、ボルドーに拠点を構えながらも、フランス各地の契約農家と長年のパートナーシップを結んでおり、フランス全土のワインを幅広く生産しているからだ。
そんなフランスを知りつくしたカステル社が手掛けるこの産地シリーズは、各エリアの魅力を十分に引き出しながらも、現代のトレンドに合わせたモダンでやさしい味わいが特徴。豊かだけれど丸みを帯びた酸、果実感を引き締めるほんのりとした苦み、たっぷりとした渋みなど、絶妙のバランスをもつ。ソフトなスタイルのため、ワイン初心者にも親しめるし、フランスワインを知りたいという方にはうってつけだ。
さて、今回のランチセミナーは、そんな「メゾン カステルAOCシリーズ」の各ワインと、超人気ビストロ「アベス」の料理とのマリアージュを愉しめる一日限りのイベント。サントリーワインインターナショナル(株)のスペシャリストで、JSA認定シニアソムリエの柳原 亮氏を講師に迎え、マリアージュを愉しみながら、フランスの各産地のワインの特長を学べるという内容である。
「すべてのワインは(1)天、(2)地、(3)人、そして(4)ブドウ品種、の4つの要素で味わいが決まる。()1の天は気候、(2)の地は畑の土壌や地形、(3)の人はつくり手のこと。産地の特徴を知りたいときは、(3)人と(4)品種が同じで、(2)産地だけ異なるものを飲み比べると違いがよく分かります」と柳原氏。
「暑いエリアのブドウはよく熟して甘くなる。その糖分が発酵してアルコールになりますから、暑いエリアのブドウはアルコール分が高い。涼しいエリアだと、アルコールは低くてすっきりした酸を持ちます」という説明を聞き、セミナー参加者は「コート デュ ローヌ」と「ラングドック」を交互にテイスティング。どちらも使用品種はグルナッシュとシラーだけれど、確かに、北のローヌと南のラングドックでは味わいが違う。
また、特別ゲストとして迎えたカステルジャパン(株)社長、リスネ・ジャンマルク氏によると、「パリで赤ワインといえば、ローヌが定番。パリジャンに人気で、ビストロやカフェでよく飲まれている」とのこと。ジャンマルク氏自身、パリっ子なだけに説得力がある。
ほかにも、同じロワールを産地とする「ミュスカデ セーヴル エ メーヌ」と「トゥーレーヌ」で品種の違いを感じたり、料理とのペアリングのコツを教わったりと、盛り沢山のランチセミナーとなった。今回参加者に先行体験いただいた「メゾン カステルAOCシリーズ」は今秋に全国新発売。どうぞ、お楽しみに!
メゾン カステルのワイン × 「アベス」のビストロ料理
参加者の声
山口典子さん
「ワインを深く追究する機会がなくて、今日は勉強になりました。コスパが高くびっくり! 発売されたら買います」
[問い合わせ] サントリーワインインターナショナル
tel.0120-139-380(お客様センター)
www.suntory.co.jp
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